B的日常
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ドイツ、デンマーク、フランス(一瞬)と、流浪の生活を約10年。昨年秋にポーランドに流れ着く。音楽、美術、風景、食べ物など、美しいものや変わったものを追いかけて味わうのが好き。
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美しいものや変わったもの、美味しいものを追いかけるのが好きです。日々の生活で接した、そうしたものへの感想を綴っていきます。過去の記事であってもコメントは大歓迎です。メールはこちらにどうぞ。
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テレビで「アンジェリク」
年末年始はどの国でもテレビを見て過ごす人が多いようで、ここフランスでも特別番組や懐かしの名作映画などを放映している。今日から数日間、「アンジェリク」というブルボン王朝を舞台にした劇映画シリーズを放映するというので、一家揃ってテレビの前に陣取る。貧乏貴族の家に生まれた主人公アンジェリクが、数奇な運命に弄ばれながら、その美貌と才覚でたくましく生きていく、というフランスのベストセラー長編ロマンス小説(アンヌ&セルジュ・ゴロン作)の映画化だ。

この映画シリーズは1960年代にフランスで制作されたものだが、現地では根強い人気を持っているようだ。アンジェリクを演じる女優ミシェル・メルシエはブリジット・バルドー似の、小柄でセクシーなタイプ(最初、バルドーにこの役のオファーが来たものの断わってしまい、後で本人が後悔したとか)。日本では同じ原作をドジさまこと木原敏江が漫画化したものがあって、私は高校時代に友人たちとワイワイいいながら回し読みしたものだ(とりわけ「プレシ・ベリエールのフィリップ」という美男キャラクターが人気だった)。宝塚でも舞台化されたそうだが、フランスの宮廷を背景に美しい女主人公が繰り広げる波瀾万丈のロマンスという、いかにも宝塚にふさわしいストーリーかもしれない。

木原版の「アンジェリク」は、日本の少女漫画向けにかなり翻案してあったが、本家フランスの劇映画は原作に忠実に作られているようだ。本日放映の第1作では、主人公アンジェリクが実家の窮状を救うため、顔に醜い傷痕のある侯爵ジョフレと政略結婚させられ、はじめはジョフレを毛嫌いしていたアンジェリクも彼の人柄と才能に魅かれ、愛情が通い合うようになるものの、アンジェリクに横恋慕した国王ルイ14世の嫉妬によりジョフレは無実の罪で処刑される(でも後になってやっぱり生きていた、となるのがさすが大河ロマン)、というお話。シリーズで作られた映画の後のほうになると、アンジェリクが海賊にさらわれて女奴隷になるとか、荒唐無稽なストーリーだ。まあ、ロマンス小説ってことで、なんでもありの世界。



最近の時代考証バッチリの歴史映画と比べると、衣裳がなんとなく安っぽかったり、髪型や小道具が変に現代的センスだったりと突っ込みどころは多々あるのだが、大河映画を鑑賞しつつ、今年も残すところあとわずかになった。
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by bonnjour | 2008-12-29 19:42 | 旅する