B的日常
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ドイツ、デンマーク、フランス(一瞬)と、流浪の生活を約10年。昨年秋にポーランドに流れ着く。音楽、美術、風景、食べ物など、美しいものや変わったものを追いかけて味わうのが好き。
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美しいものや変わったもの、美味しいものを追いかけるのが好きです。日々の生活で接した、そうしたものへの感想を綴っていきます。過去の記事であってもコメントは大歓迎です。メールはこちらにどうぞ。
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引き続きお米の話
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海外に住む日本人が食生活で一番苦労するのは、現地で入手可能な材料を使って、いかにして美味しいご飯(ジャポニカ米)を炊くか、ということだろう。そのための色々なテクニックが言い伝えられていて、私も

●炊く前にハチミツを1さじほど混ぜる
●モチ米を1割程度混ぜる
●底の厚い鍋を使う

といった方法を試してきた。また、使うお米も、日本産は高すぎて手が出ないので(そもそも私が住んでいるような地方都市では入手できない)、イタリア産やカリフォルニア産の色々なブランドを食べ比べてきた。イタリア産の「日の出」(なぜかローマ字表記ではShinode。江戸っ子かい?)というブランドが有名だが、これは味がいまひとつ。同じくイタリア産で韓国食品店に多く出回っている「日光」というブランド(ハングルでも表示してあり、韓国系消費者をターゲットにしているようだ)や、定評のあるカリフォルニア米のほうが日本人好みの味だ。

↓ これが噂のシノデ(日の出)米。お侍さんの絵が笑える。でもチョンマゲの形や着付けがしっかりしているので、日本人画家の作品と思われる。
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試行錯誤してみた結論。お米の質や炊くための水が日本とは根本的に違うので、同じ味を期待するのはやめて、とにかく炊きたてで美味しいうちにすぐに食べること。冷えてしまったら雑炊等に使って味の劣化をごまかす。

ジャポニカ米とは別に、タイのジャスミン・ライスやインド/パキスタンでとれるバスマティ米など、香りの高いインディカ米が好きで、実は我が家ではインディカ米を食べることのほうが多い。日本のお米のような浸水時間を取らずに炊け、鍋にねばりつかないので洗うのも楽、とズボラな私には嬉しい性質のお米だ。

ジャスミン・ライスを初めて食べたのは旅行先の香港で、日本がコメの輸入自由化を行う前だった。ポップコーンのような独特の香りが気に入って、現地のスーパーでタイ産の10キロ入りを購入し、かついで帰った。香港に行って、ブランド品でなくお米を買って帰る変な奴、と周囲はあきれたが、外国産のコメの輸入ができなかった当時は、どんなにお金を積んでも手に入らない幻のお米だったので、少しずつ大事に食べた。

その後、1993年の記録的冷夏によるコメ不足で緊急輸入したタイ米が日本の消費者に不評で、タイ産の米=不味い、というイメージが広がったのはタイ米ファンとして悲しかった。あの時輸入されたのは高級品種のジャスミン・ライスではなく普通のインディカ米で、品種に合った適切な調理法(日本のお米の炊き方とは違う)も知らされなかったことが不評の原因のようだ。

ジャスミン・ライスやバスマティはカレーやピラフ、洋風の肉料理の付け合わせのほか、エスニック風味の炒め物を載せて屋台料理風にするのも美味しい。おかずが何もない時には、炊きたてのアツアツにタイの調味料「プリックナンプラー」(魚醤のナンプラーにピッキーヌという激辛の青唐辛子を刻んで入れたもの)をかけて食べるのも好きだ。これは日本の「醤油かけご飯」に相当するものだとか。

さて、日本でタイ料理の人気が高まるにつれ、ジャスミン・ライスの美味しさも知られるようになり、この頃は通販などで盛んに売られているが、昨年の汚染米不正転売事件でミニマムアクセスの外国産米の入札が停止したあおりで品薄となり、日本国内での価格が1キロ700円にまで高騰したときく。物価高のデンマークでさえその半値程度なので、申し訳ないような気持ちだ。

↓ これが激辛の青唐辛子ピッキーヌ。長さ2~3センチの小さな唐辛子だが、涙が出るほど辛い。今住んでいる所では近所のアジア食材店で新鮮なものがいつでも買えるのが嬉しい。
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by bonnjour | 2009-01-29 18:06 | 暮らす