B的日常
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ドイツ、デンマーク、フランス(一瞬)と、流浪の生活を約10年。昨年秋にポーランドに流れ着く。音楽、美術、風景、食べ物など、美しいものや変わったものを追いかけて味わうのが好き。
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美しいものや変わったもの、美味しいものを追いかけるのが好きです。日々の生活で接した、そうしたものへの感想を綴っていきます。過去の記事であってもコメントは大歓迎です。メールはこちらにどうぞ。
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ロンドン旅行記 その4: ロンドン滞在の雑景を、とりとめもなく
フィリップ・ジャルスキーのコンサートに引き寄せられて訪れた今回のロンドン。楽しい時間はあっという間に過ぎるもので、水曜日の朝5時にロンドン・スタンステッド空港でチェックインという、格安航空便(Ryanair)ならではのハードなフライト設定で自宅に戻った。不在の間にたまった仕事で今週末は忙殺されそうだが、それすらも楽しくこなせそうなほど、リフレッシュ効果の高い旅だった(それに、ポンド安とはいえ、ロンドンで散財したから頑張って働かねばね)。

今回のロンドン滞在の雑景をとりとめもなく...。

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↑ ナショナル・ギャラリーで、愛するパルミジャニーノ(1503-1540、本名:フランチェスコ・マッツォーラ)の作品に再会。そのほかにもヤン・ファン・エイクの「アルノルフィーニ夫妻」や、ハンス・ホルバインの「大使たち」など、気になる人々に大急ぎで「面会」する。時間がなかったので駆け足で廻ったところ、フェルメールなど、要チェック作品のある部屋を見落としてしまった。次回はじっくり見られるスケジュールを組みたい。ところで、19世紀イギリスの絵描き職人たち(本業は看板描きや装飾業者、あるいは宿屋の主人など)の作品を集めた部屋があり、絵画史に残る巨匠たちの芸術性や迫力、テクニックに比べれば、遠近法を無視してデッサンも崩れまくった破壊的な下手糞ぶりに苦笑しそうになるのだが、これがなかなかいい味を出していて、時間がないにもかかわらず足を止めてじっくりと眺めてしまった。名作・大作は見る者にも緊張とエネルギーを要求するが、こうした名もない画家(実際、作者名が不詳であるものが大半だ)の描いた「ゆるい」作品は、今日本で人気のある「ゆるキャラ」同様、癒し効果があるようだ。

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↑ ヴィクトリア&アルバート博物館(V&A)もじっくり見たいポイントだったが、時間的制約から宝飾品と服飾のコーナーを重点的に見ただけで退出した。次回は余裕をもってスケジュールを組み、1日かけて堪能したい。上の写真はV&Aのトイレの手洗い場。工芸&デザインを専門とする、この博物館らしいアールデコ風な作りなので、思わず写真を撮った。

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↑ 私のロンドンの定宿、ホテル・リッツの客室。というのは冗談で、東京から出張で来ていた友人Mが泊まったリッツの客室を見せてもらった。リッツにしては激安パッケージで1泊200ポンドだったそうだが、それでも私のホテルの2倍以上の料金だ。ベッドルームに備えられた暖炉が、いかにも無駄&贅沢感をかもしだしているし、アラブのお金持ちが好きそうなキンキラキンの室内装飾が楽しい。靴磨きサービスのため、客室ゾーンの廊下に無造作に出された高級紳士靴を見て「あの靴、あんな所に放置しておいて盗まれないかな」と心配になったMと私は、根っからの庶民である(Mは昔、日本の観光地のお寺でお気に入りの靴を盗まれた由)。

↓ 日本人の滞在客には、部屋備え付けのお茶セットに日本茶やお煎餅を添えるという細かい気配りも一流ホテルらしい(アラブのお金持ちには、かの地の人が好むミント・ティーの用意なんかがあるのだろうか)。
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↑ 中華街で発見した、ありえない色と形のデコレーション・ケーキ。このケーキはアレレだが、ロンドンやパリなど中華街のある大都市に住んでいれば、美味しいものが食べられそうだ。

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↑ 日本から来た友人N子と中華街で食べた飲茶。久しぶりの「本物の中華」に、お腹も気持ちも大満足した。

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↑ B級グルメの私だが、たまには葱を背負った観光客として散財するのも楽しかろう、という洒落心(?)で、N子と一緒にローストビーフが売り物の有名レストラン「Simpson's-in-the-Strand」でランチをいただいた。ちょっとお洒落して出かけたこの店で初めに渡されたメニューには、あらかじめ調べておいた、ランチタイムから夜7時までに供される「お得なセット」が載っておらず、改めてセット用メニューを持ってきてもらった。このセットがなければ、割高なこの店を選ぶつもりはなかったのだ。これって、巧妙な騙しの手口?それとも「求めよ、さらば与えられん」(マタイ伝7-7)の実践?名物のローストビーフは肉質といい焼き加減といい美味しかったけど、お客が自分で塩コショウを振って調味しないと適切な味にならないのは、いかにもイギリス風だ(リッツでドーバーソールを食べた友人Mも、同じことを言っていた)。期待のローストビーフより、前菜のサーモン・タルタルの美味しさが印象に残ったのは、それまでの数日間に脂っこい料理を食べ続けたせいかもしれない。サーモンにはちゃんと「味」が付いていた。絶品という噂を聞いて頼んだデザートのTreacle Sponge with Vanilla Custard(糖蜜漬けスポンジのバニラ・カスタード掛け)は、ちょっとアラブ菓子を思わせる、頭痛のしそうな激甘。よく考えたらレストラン・レビューに「絶品」と書いていたのは、イギリス人だった。これは当方の情報リテラシー不足(笑)かも。

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↑ 肩凝りのひどいN子と私は中華街でクイック・マッサージの店を見つけ、飛びこんだ。15分で15ポンド。ロンドンでのマッサージ料金の相場は分からないが、中国人女性のマッサージ師さんは大変に上手で、凝っているポイントをグイグイ押してくれた。生き返った感じ。今住んでいる町にはタイ式のリラクゼーション目的のマッサージしかないので、日本人好みの強く圧迫するマッサージを受けられて有難かった。

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↑ スタンステッド空港に朝5時に集合(出頭?)という非情なフライト・スケジュールのため、前夜は空港近くのホテルに泊まる。ロンドン市内で宿泊したホテルよりずっと割安なのに部屋のサイズは3倍くらいで、バスタブ付きのバスルームも広々としていたのは、ロケーションの差だろう。レトロな感じ(=少々くたびれているところも味わいのひとつ)の宿だった。空港まで一人片道3ポンドで車の送迎がある。

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↑ ロンドンで買ったもの。博物館のショップで少々の記念品を購入したほかは、買い物が食品ばかりなのがちょっと情けない。デンマークでは販売していないMarmite(ビール酵母で作った、かなり個性的な味のペーストで、トースト等に塗る)や、得用サイズのBranston Pickle(イギリス版福神漬?冷製の肉料理やチーズサンドイッチのお伴に最高)など、ご当地食品と、デンマークで買うと高い本場の紅茶やハーブティーを買い込む。デンマークの物価高とポンド安があいまって、何を見ても「安い!」と感じて(ロンドンで物価が安いと感じるなんて、我ながら異常な感覚だ!)大量買いしたくなったのだが、Ryanairの厳しい重量制限(預け荷物が上限の15キロを超えると多額の追加料金が発生する)ゆえ、自制した。

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↑ スタンステッド空港構内にあったイギリスの大手ドラッグストア・チェーン「Boots」でサンドイッチを買ったら、パッケージに「この商品の購入者には、再利用可能なランチバッグを1ポンドで販売」というステッカーが貼ってあったので、フラフラと買ってしまった。日本のOLが会社に行く時に提げていく「お弁当バッグ」みたいだ。用途は...これから考えたい。
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by bonnjour | 2009-03-25 20:08 | 旅する