B的日常
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ドイツ、デンマーク、フランス(一瞬)と、流浪の生活を約10年。昨年秋にポーランドに流れ着く。音楽、美術、風景、食べ物など、美しいものや変わったものを追いかけて味わうのが好き。
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美しいものや変わったもの、美味しいものを追いかけるのが好きです。日々の生活で接した、そうしたものへの感想を綴っていきます。過去の記事であってもコメントは大歓迎です。メールはこちらにどうぞ。
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ローマ教皇の葬儀。弔問外交に日本は不在
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今日はローマで、先日死去した教皇ヨハネパウロ2世の葬儀が行われている。CNNで朝9時から生中継で葬儀の特番があるというので、今日が締め切りの内職仕事をほっぽらかしてテレビをつける。

葬儀は10時からだが、9時の特番開始から、バチカンに到着した各国の元首たちの姿が次々とテレビに映し出される。今回はブッシュ大統領が参列するというので話題になっているが、テレビを見ると、米国からは、ライス国務長官にクリントン元大統領、パパ・ブッシュ等々と豪華メンバーだ。フランスのシラク大統領やイギリスのブレア首相等、ヨーロッパ勢や、国連のアナン事務総長の姿も、もちろん見える。

結婚式を延期して駆けつけたチャールズ皇太子とか、民族服に身を包んだアフガニスタンのカルザイ大統領、イランのハタミ大統領(今日の葬儀にはイスラムの指導者も多数出席していて驚く)、毒殺されかけたウクライナのユシチェンコ大統領など、ニュースでよく見る面々も次々と登場して、不謹慎だが映画のカメオ出演を見ているみたいだ。

で、日本からはというと、川口順子・首相補佐官。もと外相ではあるが、今は民間人だ。こんな軽量級の人選でいいのだろうか。ちなみに、主要8カ国で首脳級の参加がないのは日本だけだそうだ。「ローマ法王のお葬式?うちはキリスト教信者は少ないんだから、誰か適当な人みつくろって出てもらって」とでもいって人選したのだろうか?

他の国が首脳級を送っているのだから日本も、といっているのではない。各国が首脳級の人物を葬儀に送る理由は、ヨハネパウロ2世が国際平和に果たした役割、およびローマ教皇の国を超えた強い影響力をよく認識しており、その葬儀の場で首脳同士が弔問外交を繰り広げ、自国の国益を守りつつ国家間の様々な問題の解決をはかるということだろう(国内にカトリック信者を多数抱えている米国、ヨーロッパ諸国、南米、フィリピンなどでは国内対策の意味もあるだろうが)。おりしも日本は国連安全保障理事会の常任理事国入りをめぐって中国・韓国などから叩かれているところ。国際平和に貢献したヨハネパウロ2世の葬儀で日本の平和主義をアピールして各国から常任理事国入りの支持を取り付ける、といった芸当はできないのだろうか。(もっとも、そういった芸当ができる政治家がおらず、行けばヤブヘビになってしまうのかもしれない)。

なんかあまりにも日本の対応がずっこけているので悲しくなったら、ウェブのニュースを読むと、国内でも今回の人選を問題視する意見が出ているそうだ。

いま葬儀が始まったが、ラテン語で読み上げられたミサ開始の言葉が、CNNの放送では英語に同時通訳されていた。ラテン語同時通訳なんて仕事が、広い世界の中にはあるんですね。びっくり。
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by bonnjour | 2005-04-08 23:54 | 思う