B的日常
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ドイツ、デンマーク、フランス(一瞬)と、流浪の生活を約10年。昨年秋にポーランドに流れ着く。音楽、美術、風景、食べ物など、美しいものや変わったものを追いかけて味わうのが好き。
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美しいものや変わったもの、美味しいものを追いかけるのが好きです。日々の生活で接した、そうしたものへの感想を綴っていきます。過去の記事であってもコメントは大歓迎です。メールはこちらにどうぞ。
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ストラスブール日帰り
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ゴールデンウィークも終盤。日本からの内職仕事を専ら請け負っている私の所ではGW期間中、閑古鳥が泣きまくりで、危険分散の必要を痛感する一週間であった。

暇なので、相棒が所用でドイツ国境に近いフランスの街、ストラスブールに日帰りで行くのに便乗した。ボンからは車で片道3時間~4時間の距離だ。

ボンもストラスブールも、同じライン川沿いに開けた街だ。ボンから高速道路を延々と走り、フランス国境を通過すると、「ここからフランスです」みたいな看板が立っている。突然、道路標識がドイツ語からフランス語に切り替わる。相棒は、やっと言葉が通じる場所に戻ってきたという安心感にひたっているようだ(私が成田に着いてほっとしている気持ちと同じようなものだろう)。

相棒が用事を済ませている2時間半ほどの間に、私は精力的に市内観光に励んだ。まず、観光の中心であるカテドラル広場を探し当て(人の流れを見ていれば、これは簡単)、観光案内所で地図を買った。カフェでビールを飲みつつ、地図を見ながら作戦を立てる。カテドラルの近くの、中世美術などを中心に展示している小規模な美術館に寄って1時間で館内を巡回。それから「プチット・フランス」と呼ばれる歴史地区に行き、ハーフティンバーの建物群を鑑賞した。ボンのアパートの近所にも、似たような様式の建物が散在しているが、さすがに歴史地区として保存してあるだけあり、ここの建物のほうが迫力がある。

ストラスブールのあるアルザス地方は、現在はフランスに帰属するものの、もともとはドイツ文化圏で、土着の言葉もドイツ語系のアルザス語だ。小学生のころ、アルフォンス・ドーデの「最後の授業」という作品が、なぜか国語教科書に載っていた。「プロイセンの占領により、アルザス地方でフランス語の授業が続けられなくなった。しかし世界で一番美しいフランス語がある限り、土地は占領はされても心までは占領されない。フランス、万歳!」という話だが、これはナショナリストのドーデが書いたプロパガンダだったようだ(小学生の時、感動して損した)。実際には庶民の言葉はドイツ語に近いアルザス語である一方、フランス語は支配階級が持ち込んだ言葉で、ここに住む普通の住民は、フランスとドイツの領有権争いのとばっちりを常に受けていたということだ。

遅い昼食として、名物の「タルト・フランベ」を食べる。一皿8ユーロ。これは、薄焼きビザの上にハムやチーズ、クリームソースがかかった料理。やはりフランスだけあって、美味しい。
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エコロジカルな取り組みとして有名な、ストラスブールの路面電車。ピカピカの車体で、びっくりした。
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by bonnjour | 2005-05-06 00:06 | 旅する