B的日常
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ドイツ、デンマーク、フランス(一瞬)と、流浪の生活を約10年。昨年秋にポーランドに流れ着く。音楽、美術、風景、食べ物など、美しいものや変わったものを追いかけて味わうのが好き。
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美しいものや変わったもの、美味しいものを追いかけるのが好きです。日々の生活で接した、そうしたものへの感想を綴っていきます。過去の記事であってもコメントは大歓迎です。メールはこちらにどうぞ。
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夏休み絵日記(その6:博物館めぐりは続く)
トリエステ観光48時間カードの有効期限は、あと1日半!

ということで、このカードが使える博物館を片っ端から制覇することを心に誓う。

まず、Morpurgo家という地元のブルジョワ一族が住んでいた19世紀の豪華アパートが、所蔵品とともに博物館になっているというので、そこに行く。c0163963_20472557.jpg

入り口に博物館の表示など一切ない、普通の古い石造りの建物のドアを開けておそるおそる階段を登ると、3階に、確かに「Museo Morpurgo」と書かれた小さな表札を付けたドアが現れた。しかし、押しても引いてもそのドアは開かない。開館時間内のはずなのに。

階下は「演劇博物館」とあったので、事情をきこうと思い、そこのベルを鳴らすと、係の人が出てきて、Morpurgo博物館は閉まっているという(ちなみに演劇博物館も改修中で、入場できない状態)。「今からカギを取りに行って、ドアを開けてあげるから、15分ほど待っていてください」といわれ、待っていたら、さきほどの係の人がにこやかに登場。カギを開けて、部屋の電気をつけてくれた。一般に公開しているはずの博物館だが、来場者がよほど少ないのだろうか。ともあれ、秘密の部屋を特別公開してもらっているような気分で、ワクワクする。

ちょっと埃っぽい19世紀の豪華アパートメントは、オーストリア帝国唯一の商港として栄えたかつてのトリエステの栄華をしのばせて、たいそう興味深かった。
嵐のような博物館めぐりは続く。

次は市立図書館に併設された、自然史博物館(前日の水族館に負けず劣らず、場末感が漂っていた)とペトラルカ資料館(ペトラルカの作品を中心にした手稿本、稀購本のコレクション。とはいっても、本の背中を見ているだけではあまりありがたさが分からない)を駆け足で巡る。一時トリエステに住んでいたジェームス・ジョイスを記念する「ジョイス博物館」と、地元出身の作家Svevoの博物館も、同じくこの市立図書館に併設されているのだが、今回は開館時間に間に合わなかった。

博物館めぐりを終え、次はOpicinaという、トリエステ郊外のカルスト台地に行く。ガイドブックには市内からケーブルカーが出ていると書いてあったのだが、どうやら最近、廃線となったようで、かわりにバスが出ている。
c0163963_20475138.jpg
バス終点は、ケーブルカーの終点駅でもあり、最近お役御免になったらしいケーブルカーが車庫に並んでいたので写真を撮る(写真右)。

時代を感じさせる、なかなかいい感じの車両だ。
このあたりはスロベニア国境にほど近いため、街なかの標識などはスロベニア語との二カ国表示になっている(写真下)。
c0163963_20482564.jpg
そもそもトリエステは、イタリアからはみ出して、スロベニア、クロアチアに向かって突き出したような、変な形の国境線の最先端に位置する東の果てであることを思いだす。
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by bonnjour | 2005-09-01 20:46 | 旅する