B的日常
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ドイツ、デンマーク、フランス(一瞬)と、流浪の生活を約10年。昨年秋にポーランドに流れ着く。音楽、美術、風景、食べ物など、美しいものや変わったものを追いかけて味わうのが好き。
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美しいものや変わったもの、美味しいものを追いかけるのが好きです。日々の生活で接した、そうしたものへの感想を綴っていきます。過去の記事であってもコメントは大歓迎です。メールはこちらにどうぞ。
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バックログ
前回、旅行先のパリで最後にブログを更新してから2カ月も経ってしまった。旅先では夜にやることがないので(華麗なナイトライフとは無縁)、ホテルでその日撮った写真を整理しつつ、絵日記のつもりでブログ記事を更新したのだが、家に戻ると何やかやでブログが後回しになり、気にしつつも放置プレイしてしまった。2カ月の無更新は新記録なので大いに反省する。

というわけで、おさぼり中にたまったバックログをちょっと解消してみる。

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↑ 3月某日。ホカホカの肉まんが食べたくなったが、近所のセブンイレブン(日本で見るのと同じロゴの店舗を見つけたときは嬉しかった)では売っていないので(あたり前か)自分で作ってみた。中華せいろは今回、パリの中華街で購入したもの。皮を作るのにイーストとベーキングパウダーを併用したら、フカフカになってなかなかいい感じ。こちらのレシピを参考にした。

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↑ 4月某日。春のきざしを感じた。ある日一斉に花が咲きだすようで、季節の変化に驚く。

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↑ 4月某日。近所の、ロータリー状になった小さな緑地に生える大木。「この~木なんの木、気になる木~」というCMソングを思い出すのが困りものである(全然似てないけど)。

そして5月。


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↑ フォンテーヌブロー派 「サビーナ・ポッペア」。

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↑ 東ハトのヒット作「暴君ハバネロ」。

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↑ マドリッドの名所、マヨール広場。

このヘンテコな三題噺のオチは、こちら ↓



"L’incoronazione di Poppea" by Claudio Monteverdi (1567 - 1643)
New production of Teatro Real in coproduction with Teatro La Fenice in Venice

Dirección musical: William Christie
Dirección de escena, escenografía y figurines: Pier Luigi Pizzi
Iluminación: Sergio Rossi

Cast:
Poppea: Danielle de Niese
Nerone: Philippe Jaroussky
Ottavia: Anna Bonitatibus
Ottone: Max Emanuel Cencic
Seneca: Antonio Abete
Drusilla: Ana Quintans


それではちょっくらマドリッドに行ってきます。

【追記】
今回のプロダクションについて、ネローネ役のジャルスキーとオットーネ役のチェンチッチがインタビューに答えている(下記)。拙訳をつけておく。



<<ジャルスキー>>
「このオペラ(ポッペアの戴冠)は自分にとって、とても特別な作品です。というのも、もう10年以上前になりますが、初めて舞台に立ったのが『ポッペア』でした。空き時間には舞台でネローネを歌ってみたものです。当時21歳でしたが、今から思えば大胆なことをしたものです。あの頃は、この作品の難しさをよく分かっていなかったのですね」
「(ポッペアの)リブレットは、オペラ史上もっとも美しいものだと思います。おそらくベスト1でしょう。なぜなら登場人物が皆、複雑な性格付けをされていて、それぞれの人物がダークな側面を持っているからです。ですから歌手にとってだけでなく、演出家にとっても手掛ける甲斐がある作品でしょう」

<<チェンチッチ>>
「この作品では無償の行動をする登場人物がいません。行動の裏には必ず取引があるのです。これは17世紀のヴェネツィアのオペラの特色でもあります。人間を理想化して描くのでなく、もっと...その...『死ぬべき運命』を背負った存在として描いています」

<<ジャルスキー>>
「この役で僕がやりたいことは...もちろん、人々の心を動かさなくてはいけません。ネロは単なる悪人ではなく、夢想家であり詩人でもありました。ですから人の心に触れるようなネロ像を表現できればと思っています。できるかどうか分からないのですが...彼の狂気だけでなく感受性を表現したいですね」

<<チェンチッチ>>
「(「ポッペア」の台本作者の)ブセネッロは、虐げられ、感情的に満たされず、かといって理想に向かって邁進することもできない『負け犬』という人物像を見事に描いています」

<<ジャルスキー>>
「ネローネ役の難しさは、カウンターテナーが歌うところにあります。この役は女性のメゾソプラノもよく歌いますが、カウンターテナーとメゾはまったく異なる質を持っています。女性歌手が歌う場合は、よりドラマチックな表現ができますが、僕の場合は、きかん坊の大きな子供といったネロ像を表現できればと思っています。それほど違いがあるんですね」

<<チェンチッチ>>
「3、400年後の現在でさえ、私たちはこの作品の登場人物に自己を投影できます。なぜなら彼らは古びた時間の中に閉じ込められているのではなく、哲学的な所見の中に位置付けられ、その舞台が古代であるからです」
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by bonnjour | 2010-05-19 09:11 | 暮らす