B的日常
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ドイツ、デンマーク、フランス(一瞬)と、流浪の生活を約10年。昨年秋にポーランドに流れ着く。音楽、美術、風景、食べ物など、美しいものや変わったものを追いかけて味わうのが好き。
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美しいものや変わったもの、美味しいものを追いかけるのが好きです。日々の生活で接した、そうしたものへの感想を綴っていきます。過去の記事であってもコメントは大歓迎です。メールはこちらにどうぞ。
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マドリッド旅日記 その3 ランチのスタートは3時
昨晩のオペラの感激を引きずりつつ、せっかくマドリッドにいるのだから午前中はプラド美術館に突撃する。途中、ソル広場ではチャンピオンズ・リーグ決勝戦を観戦するサポーターたちの総決起集会(笑)に出くわす。朝っぱらからかなりのアルコールをお召しになって出来上がっているサポーターもちらほら。
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プラド美術館には見たい絵が山のようにあるのだが、今日は時間が限られているのでベラスケス、ゴヤ、ボッシュなどの名作をポイント的に見て回る。ボッシュの「悦楽の園」は案の定、大変な混雑で絵がよく見える立ち場所を確保するのに骨が折れた。いつ見ても不思議で現代的な絵だ。この三連祭壇画の右翼は巨大な楽器が人々を拷問する地獄絵図になっているが、その中のひとりの臀部には楽譜(ネウマ譜)が描かれている(昔、グレゴリオ・パニアグワ&アトリウム・ムジケーが、この楽譜を復元して「臀上の音楽」なるアルバムを出したことがあった)。あまりの混みように絵に近付けず、臀上楽譜がよく見えなかったのが心残りである。

↓ 画面左下のリュートの下敷きになっている人物の臀部に注目。
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昼は学生時代の同級生でマドリッド在住のJさんと旦那様、今回の旅の同行者Cさん、そして私の4人で会食。Jさんたちが、パエリャが名物の「La barraca」という有名店を予約してくれた。まず驚いたのはアポの時間。日本なら正午~午後1時ごろにスタートするのが普通だが、今日は午後3時が開始時間。スペインでは食事を取る時間が極端に後ろにずれているのだ。夜型の私にとっては嬉しい習慣の国だ。

パエリャは人数が揃わないと作れないため、4人で2種類のパエリャを注文し、それをシェアする。微発泡性の冷えた白ワインと一緒にいただくパエリャは絶品だった。
↓ イカ墨のパエリャ。
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Jさんは大学の同級生だが卒業以来、コンタクトが途絶えていてつい先月、SNSを介して連絡が復活した。今回のマドリッド旅行で再会できた次第だ。Jさんの旦那様はバルセロナ出身の研究者で、母語のカタルニア語、スペイン語、英語、フランス語など色々な言語に堪能だ。旅の友のCさんは長らくパリを拠点に仕事をしているということで、会食のテーブルには日本語、英語、フランス語、カタルニア語など様々な言葉が飛び交った。家族関係に関するスペインの諺をきいて「そういうのって全世界共通なんだな」と感心したり、Jさんの旦那様の音楽の趣味が結構私と近くて嬉しくなったり、本当に楽しいひと時が過ごせた。そんなつもりではなかったのだが、最終的にJさん夫妻にご馳走になることになってしまい、恐縮の至りだ。
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by bonnjour | 2010-05-22 18:26 | 旅する