B的日常
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ドイツ、デンマーク、フランス(一瞬)と、流浪の生活を約10年。昨年秋にポーランドに流れ着く。音楽、美術、風景、食べ物など、美しいものや変わったものを追いかけて味わうのが好き。
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美しいものや変わったもの、美味しいものを追いかけるのが好きです。日々の生活で接した、そうしたものへの感想を綴っていきます。過去の記事であってもコメントは大歓迎です。メールはこちらにどうぞ。
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デンマーク名物Stegt flæskを初めて食べた
デンマーク滞在最後となる土曜の晩は、市庁舎の近くにあるデンマーク料理を出す老舗レストランRaadhuus Kafeenに行った。実は3年間の当地滞在で、デンマーク料理をレストランで食べるのはこれで2度目。外食のときには素朴でこってりしたデンマーク料理より、レストランでしか食べられないような凝った料理か、当たり外れの少ない中華やエスニック系の店に行くことが多かった。でも最後の晩くらいはデンマークの食生活に敬意を表して地元の料理を食べておきたい。

ということで今まで食べたことのなかったStegt flæskという、デンマーク名物の豚肉料理を頼んだ。 これは脂たっぷりの豚のバラ肉厚切りに塩をすりこんでカリカリになるまで焼いた、カロリーと脂肪分、そして塩分を想像したら卒倒しそうな料理だ。スーパーの精肉コーナーには必ずこれ用のバラ肉の塊が売られているが、私はいつもそれを横目で眺めながら、なるべく脂身の少なさそうな別の部位を買うことにしていた。さて、あの恐ろしげな脂身だらけの肉が、どんな料理になって登場するか、楽しみだ。

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銀のトレイに載って登場したStegt flæsk(これで一人分)は、日本なら4人前として出せそうな超大盛り。まずは量に圧倒されてしまう。そしてこの料理に付き物の、パセリがたっぷり入った白いソースが添えられている。あとは茹でジャガイモとビーツの薄切り。香ばしく焼けたバラ肉の一片をかじってみると、ビールによく合いそうな塩気と脂気が充満している。豚肉の主要生産国であるデンマークならではの、素材を生かした料理だ。ソースも、フランス料理あたりの手の込んだものと比較すると、いかにも素朴な家庭料理といった感じ(なので、外食費の高いデンマークのレストランでわざわざ食べるのは、やっぱりコストパフォーマンスが悪い)。

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ところでレストランに入る前、食前酒がわりに近くのパブでビールを飲んだ。市内には何軒も英国風パブがあるが、「シャーロック・ホームズ」という名前のこの店は、ここに来て間もない頃に見つけた。落ち着いて飲めるので(どうやら騒音源の学生連中は、もっと若向きの店に流れるようだ)、この店にだけ通いつめることになった。今日が最後だと思うと、これまでの3年間を思い出してちょっとセンチメンタルになる。店内では折りしもラグビーの試合のテレビ放映の真っ最中で、これを目当てに集まってきたお客たちが熱くなっている。相棒も私もスポーツ音痴なので、はじめはどの国が対戦しているのか見当もつかなかったが、これは欧州6カ国対抗のイングランド対フランス戦で、お客は皆、イングランドを応援しているのだった(英国パブなので当然)。後で知ったがオペラ鑑賞のヨーロッパ旅行中だったブログ仲間のアルチーナさんは、旦那様の希望でこの試合を現地ロンドンで観戦したそうだ。それだけ注目の試合だったらしい。

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by bonnjour | 2011-02-26 03:24 | 暮らす