B的日常
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ドイツ、デンマーク、フランス(一瞬)と、流浪の生活を約10年。昨年秋にポーランドに流れ着く。音楽、美術、風景、食べ物など、美しいものや変わったものを追いかけて味わうのが好き。
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美しいものや変わったもの、美味しいものを追いかけるのが好きです。日々の生活で接した、そうしたものへの感想を綴っていきます。過去の記事であってもコメントは大歓迎です。メールはこちらにどうぞ。
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暑い日には静かな宗教曲でクールダウン
デンマークの夏がこんなに暑くなるものだとは、思ってもみなかった。冬がかなり温暖なのにも度肝を抜かれたが、夏の暑さも私の想定外だ。

なんと、近所の海岸には海水浴客が繰り出している。緯度が高いにもかかわらず、暖流が流れているおかげで海水浴が可能なのだとか。とはいえ泳げるような暑い日が続く期間は短いので、地元の人はここぞとばかりに束の間の夏さを堪能している感じだ。
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暑さには滅法弱い私としては、炎天下に下手に外に出ると後でめまいに悩まされるので、こんな日は家でゆっくりと音楽でも聴いて過ごしているのがいい。長い冬に備えて全身で「暑さ」を満喫している地元の人からみると、いかにも罰当たりな奴だけど。

ともあれ、静かな宗教曲で暑さを吹き飛ばすことにする。先日、通信販売で買ったヴィヴァルディのNisi DominusとStabat Materをカップリングした1枚。ジャン=クリストフ・スピノジ指揮のアンサンブル・マテウス演奏で、独唱は若手注目株のカウンターテナーのフィリップ・ジャルスキーと、こちらも若手ながら貴重なアルト歌手として音楽界の期待を一身に浴びるマリー=ニコル・ルミュー。
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ジャルスキーの、ちょっと現実離れした澄み切った高音で歌われるNisi Dominusと、ルミューの深くて濃厚なアルトが独唱する痛切なStabat Mater、そしてこの二つの声(男声の超高音と、女声の超低音という、どこかねじれた関係が面白い)がからみあうCrucifixus (Credo, RV591より) という、3つの世界が1枚のディスクで展開される。静かな宗教曲でクールダウンしようと思った割には、熱い演奏が特徴のスピノジ&アンサンブル・マテウスのおかげで、こっちもすっかり熱くなってしまったのは計算外だけど。

ちなみにこのディスクはフランスのマイナー・レーベルnaïveから出ているのだけど、ジャケットのグラフィックには背中いっぱいに天使の羽の刺青をした人物の写真が使われていて、クラシックのCDとしては斬新だ。ジャズのディスクみたい。「ジャケット買い」する人がいるかもしれない。背中の刺青が本物なのか、撮影用にペイントしたものなのかは未確認。

こちらのプロモーション・ビデオで演奏者のコメントと演奏のさわりが聴ける。
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by BONNJOUR | 2008-07-26 02:24 | 聴く&観る