B的日常
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ドイツ、デンマーク、フランス(一瞬)と、流浪の生活を約10年。昨年秋にポーランドに流れ着く。音楽、美術、風景、食べ物など、美しいものや変わったものを追いかけて味わうのが好き。
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美しいものや変わったもの、美味しいものを追いかけるのが好きです。日々の生活で接した、そうしたものへの感想を綴っていきます。過去の記事であってもコメントは大歓迎です。メールはこちらにどうぞ。
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2009年 06月 07日 ( 1 )
「スイスの孤独な夜鳥」からのお便り
ときどきYouTubeに好きな音楽と絵を組み合わせたスライドショーを投稿している。純粋に個人的な楽しみなのだが、コメント欄に寄せられる「同好の士」からの反応がうれしいし、たまにはパーソナル・メッセージ機能で見知らぬ人からメッセージが入ることもある。それをきっかけに趣味のメル友ができるのが楽しい。

昨日はモンテヴェルディ作品のスライドショーに対して、スイス在住のユーザーからパーソナル・メッセージが送られてきた。フランス語で、「長いこと、こんな音楽を探し求めていました。投稿してくれて、ありがとう」とある。そこまではいいのだが、文末に「スイスの孤独な夜鳥より」と、ちょっと思わせぶりな署名。面白がって相棒に見せたら、血の気の多い南国男の彼は「ネットで見知らぬ女を誘惑しようとしている不逞の輩だ!」と不快感をあらわにする。そして「返信するときは妙な期待を持たれないように、素っ気なくするんだよ」という。まったく何を心配しているんだか(笑)。もちろん私のYouTubeのプロフィールには、本人が特定されそうな情報は一切出していない。

さて、10分ほどして戻ってきた相棒がいうには「さっきのメッセージだけど、もしかしたら本当に孤独感にさいなまれている人かもしれないから、拒絶するような返信をしちゃだめだよ」。孤独なスイス人が、意地悪な返信を読んでますます落ち込むシーンを想像したそうだ。国民皆兵制で銃の所有率が高いスイスのこと、落ち込んだら簡単に自殺ができるし、と想像力がたくましすぎる。

ともあれ、「本当に孤独な夜鳥」よりは、「見知らぬ女を誘惑したい」系のほうが、ずっと気は楽なのだが、そんな気障な署名をしてしまったのも、ソプラノのヌリア・リアルとカウンターテナーのフィリップ・ジャルスキーによる、世にも美しいモンテヴェルディのデュエット「Zefiro Torna(西風が戻り)」のマジックだと思いたい。


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by bonnjour | 2009-06-07 19:56 | 暮らす