B的日常
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ドイツ、デンマーク、フランス(一瞬)と、流浪の生活を約10年。昨年秋にポーランドに流れ着く。音楽、美術、風景、食べ物など、美しいものや変わったものを追いかけて味わうのが好き。
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美しいものや変わったもの、美味しいものを追いかけるのが好きです。日々の生活で接した、そうしたものへの感想を綴っていきます。過去の記事であってもコメントは大歓迎です。メールはこちらにどうぞ。
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2009年 07月 18日 ( 1 )
寂しく暗い森で


W.A. Mozart "Dans un bois solitaire"(寂しく暗い森で) K. 308 (295b)
Werner Güra - Tenor
Christoph Berner- Piano
エディンバラ旅行も終わり、やっと通常の生活に復帰した。入院と療養、締めくくりに旅行でちょうど1カ月休業したら仕事のスピードが妙に遅くなっていて、困ったことだ。頭もリハビリしなくては。

「モーツアルトを聴くと頭が良くなる」という話がまことしやかに広がったこともあったが(と、無理やり話をつなげて...)、先日、エディンバラのナショナル・ギャラリー内で開かれたミニ・コンサートで聴いて良いなと思ったモーツアルトの「Dans un bois solitaire(寂しく暗い森で)」を聴き返している。モーツアルトの数少ない歌曲は大半がドイツ語の詩によるものだが、この曲と「Oiseaux, si tous les ans(鳥よ、年ごとに)」K. 307 (284d)だけはフランス語の歌詞に基づいている。「アリエッタ」(小アリア)と名付けられている通り、歌曲としては大掛かりな構成で、ストーリーに従って速度記号もアダージョ、プレスト、アレグロ、アダージョと推移する。モーツアルトのメロディにフランス語が乗るというのもなかなか味があることを発見した。上のYouTubeではドイツのテノール、ヴェルナー・ギューラが甘い声で歌っていて、なかなか良い。

【歌詞大意】
ある日、私は寂しく暗い森の中を歩いていた
木陰で子供が眠っていたが、それは怖ろしい愛の神(キューピッド)だった
ささいなことで目を覚ましてしまったキューピッドは
復讐の弓を掴み、無慈悲な矢で私の胸を射る
キューピッドは言う「さあ、シルヴィアのもとへ行け。
もう一度思い焦がれ、やつれ果てるのだ。
僕を起こしてしまったのだから、
一生涯彼女を愛するがよい」
    --- 詩: Antoine Houdar de La Motte 作 


このサイトで伴奏付き楽譜が再生できる。プレイバックにはSibelius Scorchという無料ソフトのインストールが必要。また国際モーツァルテウム財団のサイトでオンライン楽譜(私的利用に限り無料)が提供されている(K.の欄にケッヘル番号308を入力してGoボタンを押す)。

おまけ。元凶のキュービッド。
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William Adolphe Bouguereau (1825-1905), "Cupidon" (1875)
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by bonnjour | 2009-07-18 22:09 | 暮らす