B的日常
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ドイツ、デンマーク、フランス(一瞬)と、流浪の生活を約10年。昨年秋にポーランドに流れ着く。音楽、美術、風景、食べ物など、美しいものや変わったものを追いかけて味わうのが好き。
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美しいものや変わったもの、美味しいものを追いかけるのが好きです。日々の生活で接した、そうしたものへの感想を綴っていきます。過去の記事であってもコメントは大歓迎です。メールはこちらにどうぞ。
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2009年 08月 17日 ( 1 )
Uncle Ben's のパーボイルドライス
共用キッチンの戸棚に、過去の宿泊者が使い残した調味料や食材をまとめて「ご自由にお使いください」としているものがあった。そこで見つけたのがUncle Ben'sブランドのパーボイルドライス(でんぷんを糊化して保存性と栄養価を高めた加工米)だ。

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この米国ブランドのお米はヨーロッパのスーパーでもよく見かけるが、パーボイルド加工によって意図的に粘り気を取り除くという、いかにも日本人の味覚には合いそうもない商品なので、今まで買ったことはない。今回戸棚で見つけたのはBoil-in-Bagと名付けられた、穴のあいたプラスチックの袋ごと熱湯に入れ、コメが茹で上がったら袋を引き出して水切りするという商品で、ますます危険信号が点滅する(笑)。長粒米を茹でて水切りし、パラパラに仕上げる「湯どり」は、東南アジア一帯で行われている標準的調理法だが、それをプラスチックの袋でやってしまうところがコワい。でもせっかくだから、今度こいつを調理してどんな味だか試してみようと思う。

ところでブランドのキャラクターになっている「Uncle Ben」のアンクルは、「アンクル・トムの小屋」同様、年配の黒人男性を呼ぶのに使われた愛称だが、血縁でもないのに「おじさん」と馴れ馴れしく呼ぶところに彼らを見下すような感情が微妙に見え隠れするため、現在では好ましくない用法とされる。

とはいえUncle Ben'sの発売元であるマーズ社には、消費者に浸透したブランド名とキャラクターは手放せないというビジネス判断があったのだろう。なんとアンクル・ベンはそれまでの、コメ生産農家のおやじさんというキャラクター設定から出世して、今やUncle Ben'sという企業の会長という設定になっている(会長「就任」は2007年)。ブランドのWebサイトのトップページは、彼の肖像画が掲げられた会長室で、訪問者はブランドの歴史や商品ラインナップ、ベン会長の秘蔵レシピなどをインタラクティブに閲覧できるという仕組み。全世界的な経済危機を考慮してか、トップページに「お財布にやさしいレシピ」がポップアップするあたり、苦労して企業トップにまで登りつめたベン会長はさすがに気配りの人である。

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by bonnjour | 2009-08-17 14:13 | 暮らす