B的日常
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ドイツ、デンマーク、フランス(一瞬)と、流浪の生活を約10年。昨年秋にポーランドに流れ着く。音楽、美術、風景、食べ物など、美しいものや変わったものを追いかけて味わうのが好き。
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美しいものや変わったもの、美味しいものを追いかけるのが好きです。日々の生活で接した、そうしたものへの感想を綴っていきます。過去の記事であってもコメントは大歓迎です。メールはこちらにどうぞ。
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2009年 08月 23日 ( 1 )
宵越しの銭は持たねぇ
昨夜はワークショップに参加していたEさんと夕食に行った。Eさんは先月、相棒がエディンバラでお世話になった共同研究者の女性だ。はじめ、私たちが行きつけの安めの店を2店ほど提案したが、「うーん、このお店が嫌だというわけじゃないんだけど、何かピンとこないのよねー」とごねられて(笑)、結局、前の晩に彼女がグループで行って気に入ったという、伝統的デンマーク料理を食べさせる老舗レストランに入った。老舗だけあって美味しくて量もたっぷりだったが、予算オーバーで涙が出る私たちである。

Eさんはブラジル出身で宵越しの銭は持たないタイプ。大学講師の給料では物価の高いエディンバラで生活していくのが大変、とこぼすがDINKSで可処分所得の高い彼女はお洒落が好きな上、毎晩のようにレストランやバーでの飲食を楽しんでいる。しかも山のように料理を注文しては「食べきれない...」といって豪快に残すのだ。これでは給料がいくら入っても足りないだろう。相棒も先月、Eさんに付き合わされて1か月間、昼食と夕食を色々なレストランで食べ歩いた結果、大変な散財をして青くなったのだ。

食後はグラッパが飲みたいという彼女の希望で、グラッパのメニューが豊富な運河沿いの洒落たバーに行く。小さなグラスに入ったグラッパが1杯50~80クローネ(900円~1450円)だから、ますます涙が出る私たち。グラッパを2杯飲んだ後、まだまだハシゴしたい様子のEさんを、店の外でバッタリ会ったワークショップ参加者のスペイン人Jさんに託して私たちは退散した。ラテンな人同士で盛り上がったことだろう。

お金の使いっぷりが大胆なEさんと対照的だったのが、オランダからワークショップに参加した年配のS教授夫妻だ。私たちの住む宿舎に滞在していた彼らは外食は一切せず、毎晩共同キッチンで自炊していた。地位もお金もある彼らのこと、さすがに共同冷蔵庫には高級そうなワインが入っていたが、これもデンマークより物価の安いオランダで仕入れてきたものに違いない。なにしろオランダから車でやってきたので食料を積み込むスペースはたっぷりあったのだ。名にし負うオランダ人の合理精神(=ケチケチ精神?)に感心した。

感心したのはいいけれど、S教授夫妻が夜7時から食後のコーヒーを飲み終わる10時頃まで共同キッチンとダイニングを占領するものだから、私たちは彼らが自室に戻るのをじっと待ち、夜10時過ぎに共同キッチンに行ってそそくさとラーメンなど作ったり、外で中華の持ち帰り弁当を買って自室で食べたりという1週間だった。たとえ相手が年長のS教授でなくても、「どいてください。私たちも料理がしたい」とは口が裂けても言えない「ヘタレ」な私たちである。

【おまけ】浅草名物サンバカーニバル。そういえば江戸っ子も「宵越しの銭は持たねぇ」がモットーだからブラジル人と相性がいいかも?
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by bonnjour | 2009-08-23 23:09 | 暮らす