B的日常
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ドイツ、デンマーク、フランス(一瞬)と、流浪の生活を約10年。昨年秋にポーランドに流れ着く。音楽、美術、風景、食べ物など、美しいものや変わったものを追いかけて味わうのが好き。
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美しいものや変わったもの、美味しいものを追いかけるのが好きです。日々の生活で接した、そうしたものへの感想を綴っていきます。過去の記事であってもコメントは大歓迎です。メールはこちらにどうぞ。
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スペインの異端審問~♪
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新しいローマ教皇にドイツ人のラッツィンガー枢機卿が選ばれ、ベネディクト16世という名前を襲名した。お国許のドイツは約1000年ぶりのドイツ人教皇ということで大喜びだが、この方は思想的には強力な保守派として知られており、穏健派は今回の人選に失望している。

私も、新教皇がアフリカまたは南米あたりから出れば、紛争やエイズ問題に悩む第三世界の精神的支柱になり世界平和にも貢献するだろうと期待していたのだが、そんな思いきった人選は行われず、下馬評で有力候補といわれていたラッツィンガー枢機卿がすんなりと選ばれて、残念な思いがする。

ところでベネディクト16世がこれまで20年以上、長官を務めてきたバチカンの「教理庁」というのは、昔は「異端審問所」と呼ばれていた、異端者を取り締まり火刑送りにする、例のヤツだそうです。ということは!
モンティ・パイソンのスペインの異端審問~♪という、有名なギャグ(ストーリーに無関係に3人の異端審問官が登場して、部屋でくつろいでいた老婦人をフカフカのクッションや安楽椅子で拷問するのだ)を思い出し、しのび笑い。
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by bonnjour | 2005-04-20 23:59 | 思う
ローマ教皇の葬儀。弔問外交に日本は不在
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今日はローマで、先日死去した教皇ヨハネパウロ2世の葬儀が行われている。CNNで朝9時から生中継で葬儀の特番があるというので、今日が締め切りの内職仕事をほっぽらかしてテレビをつける。

葬儀は10時からだが、9時の特番開始から、バチカンに到着した各国の元首たちの姿が次々とテレビに映し出される。今回はブッシュ大統領が参列するというので話題になっているが、テレビを見ると、米国からは、ライス国務長官にクリントン元大統領、パパ・ブッシュ等々と豪華メンバーだ。フランスのシラク大統領やイギリスのブレア首相等、ヨーロッパ勢や、国連のアナン事務総長の姿も、もちろん見える。

結婚式を延期して駆けつけたチャールズ皇太子とか、民族服に身を包んだアフガニスタンのカルザイ大統領、イランのハタミ大統領(今日の葬儀にはイスラムの指導者も多数出席していて驚く)、毒殺されかけたウクライナのユシチェンコ大統領など、ニュースでよく見る面々も次々と登場して、不謹慎だが映画のカメオ出演を見ているみたいだ。

で、日本からはというと、川口順子・首相補佐官。もと外相ではあるが、今は民間人だ。こんな軽量級の人選でいいのだろうか。ちなみに、主要8カ国で首脳級の参加がないのは日本だけだそうだ。「ローマ法王のお葬式?うちはキリスト教信者は少ないんだから、誰か適当な人みつくろって出てもらって」とでもいって人選したのだろうか?

他の国が首脳級を送っているのだから日本も、といっているのではない。各国が首脳級の人物を葬儀に送る理由は、ヨハネパウロ2世が国際平和に果たした役割、およびローマ教皇の国を超えた強い影響力をよく認識しており、その葬儀の場で首脳同士が弔問外交を繰り広げ、自国の国益を守りつつ国家間の様々な問題の解決をはかるということだろう(国内にカトリック信者を多数抱えている米国、ヨーロッパ諸国、南米、フィリピンなどでは国内対策の意味もあるだろうが)。おりしも日本は国連安全保障理事会の常任理事国入りをめぐって中国・韓国などから叩かれているところ。国際平和に貢献したヨハネパウロ2世の葬儀で日本の平和主義をアピールして各国から常任理事国入りの支持を取り付ける、といった芸当はできないのだろうか。(もっとも、そういった芸当ができる政治家がおらず、行けばヤブヘビになってしまうのかもしれない)。

なんかあまりにも日本の対応がずっこけているので悲しくなったら、ウェブのニュースを読むと、国内でも今回の人選を問題視する意見が出ているそうだ。

いま葬儀が始まったが、ラテン語で読み上げられたミサ開始の言葉が、CNNの放送では英語に同時通訳されていた。ラテン語同時通訳なんて仕事が、広い世界の中にはあるんですね。びっくり。
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by bonnjour | 2005-04-08 23:54 | 思う
生涯現役
ローマ教皇ヨハネパウロ2世が逝去した。こちらのTVニュースは数日来、死の床にいる教皇の様子を伝える報道でもちきりだったが、午後10時頃、TVを見ていた相棒が「亡くなったという緊急ニュースが、今入った」と教えてくれた。夜9時37分に亡くなったという。そのニュースと同時に、アパートの向かいにあるカトリック教会の鐘の音が響きわたり、約30分にわたって鳴り続けた。教皇の逝去を悼む鐘だ。

共産圏ポーランド出身の彼が教皇に選出されたのは、自由主義陣営が共産勢力に対抗するための政治的背景があったと聞いたことがあるが、彼がポーランドの民主化運動の精神的支柱となってついに共産政権が倒れ、ドミノ倒しのように東ヨーロッパ諸国が民主化していったのだから、その政治的影響力と功績は強大だ。最近ではイラク戦争に関してアメリカを強烈に非難している。

日本を含む世界各国を飛び回り平和を説いて回ったり、カトリック教会の過去の過ちを謝罪したり、宗教間の対話を進めたりと、非常に大きな功績を残した人だが、私が驚嘆するのは、84歳で死去するまで、生涯現役であったこと。といっても教皇には、国王と同様、定年はないので、「死ぬまで教皇として働く」というのは初めからのお約束事だが、行動する教皇として極めてエネルギッシュに活動していたヨハネパウロ2世のパワーには驚く。でも、1週間前の復活祭の日曜日に、ミサに集まった群集を前に語りかけようとしたものの、もはや声が出ず、苦しそうな息の音だけがマイクから伝わってきたのは痛々しく、その場面が追悼番組で放映されるたびに涙が出てしまう。

ところで、新しい教皇を選出する会議「コンクラーベ」は、バチカンのシスティーナ礼拝堂で行われるという。ローマ観光には定番で入っている観光スポットだ。「会議のため、本日は見学受け入れを中止します」なんて立て札が立ったりするのだろうか。
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by bonnjour | 2005-04-02 23:53 | 思う
ボビー・フィッシャーを探して
チェスの元世界王者のボビー・フィッシャーが、入管法違反で強制収容されていた日本から、市民権を付与してくれたアイスランドに出国、というニュース。日本のメディアでも大きく取り上げられてきたが、今朝、BBCのTVニュースでも放送されていた。c0163963_23455067.jpg

この人、母国である米国が経済制裁をしていた旧ユーゴスラビアでチェス対戦を行って賞金を得たところ、それを国にとがめられて犯罪者扱いとなり、旅券を失効したそうだが、失効旅券を持って出国しようとしたのが入国管理局の非道さでは悪名高い日本だったのが不運だった。米国への強制退去=>逮捕、という事態を拒む彼を、不法滞在外国人を収容する入管のセンターに8ヶ月もぶち込んでしまったというのだから、悲惨だ。アイスランドが受け入れを表明しなかったら、いつまで放り込んでおくつもりだったのだろう。(フィッシャー氏は収容中に10キロ体重が減って、めっきり老け込んでしまったそうだ)

亡命者を受け入れない日本という国の体質、おまけに日本のご主人様である米国から逮捕状が出ているおたずね者となれば、早期の人道的措置なんて選択肢は日本政府になかったのだろう。米国の反応を伺いながら、誰かが事態を解決してくれるのを待っている日本政府(とんだお荷物をしょいこんでしまった)。そこに、見かねたアイスランド政府が手を差しのべた。---日本人として、いたたまれぬ思いがする。

ところでフィッシャー氏は米国から逮捕状を出された後、お忍びで日本をたびたび訪れ、チェス・ファンの間では「ボビー・フィッシャー目撃談」が度々交わされていたとか。なんで、日本なの?日本にお付き合いしている女性でもいるのかしら、と下世話なことを想像していたら、やっぱり、婚約者は日本人女性だって。
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by bonnjour | 2005-03-24 23:44 | 思う
ホリエモンが外国人記者クラブで吠えたらしい
ホリエモンことライブドアの堀江貴文社長が、昨日東京の外国人記者クラブで会見し、最高記録の記者を集めたそうだ。

外国人記者クラブでの会見はネット配信されているので、さっそく見てみた。

ホリエモンはインターネットのもつ大きなパワーと、それが放送というメディアと融合した時の新しいビジネスモデルについて話していた。彼は放送の持つ、インターネットを上回るリーチ力に注目しており、そのリーチとインターネットの特性を活かして、例えばショッピングやオークションといったビジネスを展開したいそうだ。話を聞いていると、どうやって儲けてビジネスを拡大させるかということだけで、放送メディアに課せられた報道機関としての機能や使命については何も考えていないようだ。いやむしろ、報道機関の使命を云々するのは旧世代の思い上がりと信じているようで、人気のあるニュースだけ流せばよい、というスタンスだ。

会見で、「ニッポン放送を取得すると記者クラブへのアクセスが可能になるが、それをどう活用するつもりか」と質問されていた。国会や官庁、自治体などの記者会見は、日本の大メディアの記者しか入れない「記者クラブ」のみを対象に行われることが常で、日本の閉鎖性の象徴として海外からいつも槍玉にあがる存在だ。驚いたことに、ホリエモンの答えは「記者クラブは全く重視していない」。政治家などからの一次情報は既存の通信社にまかせて、ホリエモンのメディアではユーザー・ニーズの高いニュースを流すのだそうだ。しかも、ジャーナリストとしての訓練(そこには取材手法や文章力以前に、物事の本質をみきわめる目や批判精神が含まれる。実際には、できていない記者も多いが)を受けたことのない素人記者を使って。

空恐ろしい。こんなのがメディアの総帥になってしまったら、一億総白痴化の総仕上げになるんじゃないか。

ところで、ホリエモンって、隣に座っている人にもインスタントメッセンジャーで話しかけそうなタイプ。
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by bonnjour | 2005-03-04 23:14 | 思う
67歳の出産
ルーマニアで67歳の女性が出産して世界最高齢記録を更新した、というニュースを読んだ。ただし、卵子・精子とも他人のもので、体外受精した卵をこの女性の子宮に着床させたらしい。ということは、生まれた子供は生物学的には赤の他人である。他人のお腹を借りて自分たちの遺伝子を持った子供を生んでもらう、というケースは日本の有名人夫妻の例もある通り、米国あたりでは半ばビジネス化しているようだが、これは「逆借り腹」とでもいうべきか。

この女性は功成り名遂げたキャリアウーマンらしい。いろいろなことにチャレンジしてきた優秀な女性が、人生でひとつだけやり残したことにチャレンジしたかったのかもしれない。あるいは「自分のお腹をいためて子供を生んで、女は一人前」という考えがどこかにあったのか。

67歳のママの健康と子供の無事な成長を祈るのみだが、かつて沢山の孤児が海外に養子に出されていた(人身売買につながるとして現在では凍結)ルーマニアでの出来事だけに、複雑な気持ちがする。
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by bonnjour | 2005-01-17 22:15 | 思う