B的日常
bonnjour.exblog.jp

ドイツ、デンマーク、フランス(一瞬)と、流浪の生活を約10年。昨年秋にポーランドに流れ着く。音楽、美術、風景、食べ物など、美しいものや変わったものを追いかけて味わうのが好き。
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30
ブログパーツ
プロフィール
美しいものや変わったもの、美味しいものを追いかけるのが好きです。日々の生活で接した、そうしたものへの感想を綴っていきます。過去の記事であってもコメントは大歓迎です。メールはこちらにどうぞ。
最新のトラックバック
Wheelock's L..
from えいじゅなすの本棚 − 英語..
ミケランジェリ/ショパン..
from クラシック音楽ぶった斬り
フィリップ・ジャルスキー..
from ご~けんのAudio & C..
NAXOS MUSIC ..
from Ceciliaの部屋
カテゴリ
以前の記事
その他のジャンル
カテゴリ:旅する( 170 )
市場でワクワク
昨日から相棒の実家のある南仏マルセイユ近郊に来ているが、今日土曜日は隣町で週一回の市場が立つので、覗いてみることにした。

普段は駐車場になっている空間に、この日だけ露店が立つ。扱う品物は生鮮食料品、オリーブ油・オリーブ石鹸など南仏の特産品、ハムやサラミなどの加工肉、台所用品に日常着、果ては無名画家の油絵(とても下手)やベッドのマットレスなど、なんでもありだ。

魚コーナーにいくと、美味しそうな魚が氷の上で買い手を待っている。頭だけ売られている魚もあるが、こっちでも兜煮なんてのがあるのだろうか(まさか)。ここはマルセイユから内陸に1時間ほど入ったところなので、魚を常食にしている地域ではないが、それでもドイツに比べると売られている魚の種類・量はずっと多いのに感心する。c0163963_2241620.jpg

フランス語でシャキュトリーと総称されるハムやサラミなどの豚肉加工品もよりどりみどりで、特に白い粉をふいた手作りのドライソーセージは、見ているだけでヨダレが出てきそうだ。売り手のおっさん達も商売上手で、ヨダレをたらしている客には素早く味見用の小片を差し出してくれる。c0163963_22415043.jpg


市場で売られている品は、概してスーパーの大量生産品よりは割高だが、地方色豊かな手作り品も多く、その土地本来の食生活が覗けるので面白い。資本力にものをいわせた郊外型の大型スーパーで格安な食料品を一週間分買いだめするというアメリカ式のライフスタイルがフランスでも普及してきたそうで、この市場も年々規模が縮小されているそうだが、なんとか頑張ってフランスの食文化を継承していってほしいものだ。
[PR]
by bonnjour | 2005-02-26 22:40 | 旅する
格安エアラインHapag-Lloyd Expressに乗ってみた
マルセイユ行き当日だ。ボン中央駅からケルン空港までバスに乗ること約20分。日本の地方都市の空港を思わせるこじんまりしたこの空港からは、私が今日乗る格安エアラインのHapag-Lloyd Expressのヨーロッパ各国行きの便が沢山出ているせいか、いたるところにこの会社のシンボルカラーである黄色の看板やバナーが出ている。c0163963_2239191.jpg

自由席なので早めにチェックインをすませる。通常の航空券はなく、インターネットで予約した際の予約番号と写真付きID(パスポートが一般的)を提示すると搭乗券をくれる(このチケットレスのシステムは、格安でない航空会社でもずいぶん一般的になってきたようだ)。搭乗口で待つこと少々。機内に乗り込むと、乗客はそれぞれに好きな席を選んで腰を落ち着ける。指定された座席を探すより早く着席できるので、運営上は効率的なのではないか。

シートはグレーのビニールレザーで、布張りのものより掃除が簡単そう。頭の部分には不織布でできた使い捨てカバーがかかっているが、後の席から見える部分に各都市からの就航便を案内する広告が出ているのがご愛敬だ。座席ポケットには安全のしおりと乗り物酔い用袋、そして機内で有料販売する飲食物のメニューが入っているが、機内誌なんていうお金のかかるものは置いていない。客室乗務員の制服は女性もパンツスタイルで、機能最優先という感じがよい(客室乗務員は緊急の際の安全要員としての任務が一番重要なのだから、何があってもすばやく動ける服装が乗客に対しての最大のサービスだと私は思う)。

飲食物の価格は、街のファストフード並みといった感じでソフトドリンク類、焼き菓子などが各2ユーロ(約280円)、飲み物と菓子をセットにするとちょっとお得で3ユーロといったところ。新幹線の車内販売みたいなノリで、つり銭バッグを提げた客室乗務員がカートを押しながら売り歩いている。私は何も買わなかったので、味は不明。そのほかに、オリジナルのぬいぐるみや腕時計、飛行機の模型といった定番お土産類も機内販売で回ってくる。

飛行は快適で、離着陸も、もちろんスムースだった。次回もまた使いたいと思う。
ところでケルン空港内にあったこのお店(写真下)、ドイツでチェーン展開をしているH系ショップだが、なんで空港にこういう業種が出店するのか、真意を知りたい。まさか、海外買春ツアーに出る方々(ドイツは、日本と並んでこの種のツアーが悪名高い)に向けて「買い忘れたものは、ありませんか?」と呼びかけているわけでもないだろうが。
c0163963_22392583.jpg

なお、ショウウィンドウを見る限り、扱っているのはエッチな下着や各種「大人のおもちゃ」だが、中に入って見なかったので、品揃えのほどは不明。
[PR]
by bonnjour | 2005-02-25 22:37 | 旅する
タクシーより安い空の旅
所用があり、金曜日から相棒の実家のある南フランスに行く。前回は自動車でまる一日かけて移動し疲れ果てたのだが、今回は飛行機でケルン(ボン中央駅からバスで約20分)からマルセイユまで、約1時間半の空の旅だ。c0163963_22371560.jpg

今回使うのはヨーロッパ内の各都市を格安便で結んでいるHapag-Lloyd Expressという航空会社で、キャッチフレーズは「タクシーの料金で飛ぼう」である。これは誇張ではなく、今回予約した便は、ケルンとマルセイユを往復して一人56ユーロ(約7800円)ほど。タクシーより安いというのが実感だ。

ただしこの会社の価格設定は運航日によってまちまちで、バーゲン価格片道1セント(ただし税金が別途かかるのでそれなりの料金にはなる)から100ユーロを越す日まで、価格の開きが大きい。また早い時期に予約すると割引率も大きい。そのカラクリは、予約の時点でクレジットカードから料金が引き落とされてしまうのだ。当日乗らなくても料金の払い戻しは、もちろん、ない。

こんな「ギリギリまで無駄をなくして格安を実現しました」という航空会社なので、チケットの発行はなく、乗客は電子メールまたは郵送で送られてきた予約確認書を提示して搭乗する。座席は早い者勝ちの自由席(もちろん人数分の席は確保されている)、機内での飲食物サービスはなく、欲しい人には有料で販売するという。

なんだか、乗るのが楽しみだ。飛行機というと、どうしても特別な乗り物という印象があり、身構えてしまうが、こんな乗り合いバス感覚の飛行機なら、リラックスできそうだ。
[PR]
by bonnjour | 2005-02-24 22:36 | 旅する
民族の大移動

クリスマス休暇が終わり、相棒の赴任地であるドイツに向けて車を走らせる。
距離的には、東京=>福岡間、といった感じだろうか。これを一日で駆け抜けるのは、名高いドイツのアウトバーンを利用しても、結構大変だ。おまけに私はまだ現地で通用する免許証を取得していないため、相棒が一人で運転する。愛車の10年落ちのHyundaiをだまし、だまし...。
c0163963_22464.jpg


途中、高速道路のサービスエリアに立ち寄り、昼食と夕食を済ませた。食事がおいしいはずのフランスだが、なぜか高速のサービスエリアだけは例外らしい。それに、市中の1.5倍くらいの値段が付いている。独占企業なので手を抜いている?写真は私が取ったハムステーキ。ワインの小カラフェを付けて1400円くらい。ハムは可もなく不可もなかったが、付け合せの野菜は味が抜けていて、ガッカリ。

ところで、この写真をみてわかる通り、フランスの高速道路ではアルコール類が解禁されている。カフェテリアではビールやワインが出されるし、売店でも地元名産のワインが買い放題だ。自己責任で飲んでください、ということだろうか。あるいはアル中の同行者(私もその一人?)用か?

途中、虹が出ていた。
c0163963_2244498.jpg



[PR]
by bonnjour | 2005-01-02 22:03 | 旅する
着物を着てみた
元旦だ。相棒の祖父母の家の昼食に招待された。ウケを狙って、日本から持参した和服を着ることにする。といっても西荻のリサイクル着物店で買ったポリエステル製(自宅で洗濯できるのがポイント)の古着で、同じく古着の帯と、正絹の半襟まで揃えて1万円でお釣りが来た超特価品。着物は深緑色の小紋、帯は金銀のラメ糸で鶴やら松やらが刺繍してある派手なもので、外国人には喜ばれそうだ(紬なんかの渋くて上品、かつ高価な着物は、日本文化に特に興味があるわけでもない外国人にはハードルが高すぎるだろう)。半幅帯なので、ゆかたの時に結ぶ「文庫」という簡単な結び方で着られるのも嬉しい。

が、自分で和服を着るのは初めてである。出国前に買ったハウツー本(写真)と首っ引きで、1時間かけて着付け終了。かなり怪しい着付けだが、これ以上改良の余地がなさそうなので、そのまま出かけることにした。
c0163963_2223376.jpg


昼食の席で、着物姿は予想以上に好評を博した。時間をかけて準備した甲斐があった。が、お正月の祝いの席ということで、伊勢海老やらキャビアやら、ご馳走が並んだのに、帯が苦しくて、あまり味わって食べることができなかった。残念。

帰宅して、すぐにジャージに着替えたことは、言うまでもない。
[PR]
by bonnjour | 2005-01-01 22:01 | 旅する
城跡公園でハーブのハンティング
大晦日だ。12月とは思えない青空と陽光に恵まれたこの日、相棒の実家近くにある城跡公園に、皆でハーブ探しに出かけた。

目当てはローズマリーとタイム。どちらも野生のものが、そこらに「うじゃうじゃ」という感じで生えている。歩道沿いの株は散歩の犬(や、たまには人?)の落し物で汚染されている可能性があるので、ちょっと奥の人が来なさそうな場所まで踏み入って、採取。たちまち袋いっぱいになった。

ドイツのスーパーで探したローズマリーは、3ミリ程度の断片に粉砕されていて、無残な姿だった(写真左)。それでいて価格は一袋200円程度と結構高い。 ここ南仏では新鮮なものが、もちろん原型のまま(写真右)、道端に生えていて「ご自由にお持ちください」状態。この機会を逃すわけにはいかない。

この日の収穫はハーブのほかに、野生のサラダ菜。これは、ハーブを探している最中に、相棒の父が「おお、こんなところに!」と見つけて摘んできたもので、形はタンポポの葉のようだが、かすかにほろ苦い風味があって、こってりとした肉料理によく合う。大晦日の夜のディナーで、フォアグラ(この日のために、奮発)に添えられて皆の舌を楽しませてくれた。
c0163963_2210100.jpg


[PR]
by bonnjour | 2004-12-31 21:59 | 旅する
海を越えた大皿は玉砕

日本を発つ前に船便で相棒の実家宛に送っておいた引越荷物を解き、破損がないか、調べた。何か不都合があれば、保険会社にすぐ連絡しなければならない。

悲惨なことになっている。何枚か送った瀬戸物の大皿が、全滅だ。梱包は万全にしたつもりで、箱には「壊れ物注意」のマークもしっかりつけたのだが、甘かったようだ。母の子供時代から生家にあったという古い大皿を譲り受けて、荷物に入れたのが、大破している(写真下)。嗚呼。手荷物にして持ってくればよかった。他にも、ちょっと奮発して買ったイタリア製の大プレートとかクリスタルのワイングラスが粉々になっているし、大枚をはたいて買ったフランス製の鋳物鍋に大きな亀裂が入って使用不可能になってしまった。鋳物鍋に亀裂が入るって、いったいどういう荷扱いをしているんだろう。
c0163963_2157336.jpg

イタリア製プレートやクリスタル・グラスなどは今からもう一度買いなおすことができるので、へっちゃらなのだが、母から譲り受けた思い出の皿を壊してしまったことで、大いに落ち込む。骨董的には大して価値のある品ではないのかもしれないが、古い品物に込められているsentimental value(感傷的価値)というやつは、なんとも厄介なものである。

これ(写真下)が、亀裂の入った鋳物鍋。重い鍋だったが、衝撃には弱いことを発見し、良い勉強になった。鍋さんよ、今まで美味しいシチューを提供してくれて、ありがとう!
c0163963_2158362.jpg

保険会社に申請するために、番号札をつけて証拠写真を撮った。こういう撮影は、むなしいが。
[PR]
by bonnjour | 2004-12-27 21:55 | 旅する
「アジアでカタストロフ」の知らせに愕然
「アジアでカタストロフがあった」。相棒の両親がTVニュースで見て、教えてくれた。心配になってTVをつけると、インド洋で発生した大地震によって津波が起こり、非常に広い地域に津波が押し寄せているようだ。

日本には被害が及んでいないようだが、被災地にはタイを始め、多くのリゾート地が含まれている。これらの土地に旅行していそうな友人・知人の顔が頭をかすめる。スウェーデン在住の友人S嬢は、今年の年末休暇はカナリア諸島に行く予定、といっていたので、大丈夫だな。会社の同僚・K氏はしょっちゅうタイで休暇を過ごしているけど、10月にタイに行ってきたばかりなので、大丈夫だろう。等々。でも気になって、日本のニュース・サイトを覗く。とにかく被災者の救出と二次災害の防止を祈るばかりだ。

【追記】
日本ではクリスマス休暇の習慣がないので、この時期にリゾート地に行っていた人は比較的少なかったようだが、ここフランスでは沢山の人が今回の被災地方面にバカンスに行っていたため、翌日以降、地元紙(写真)でも連日トップ記事で津波被害を報道していた。
[PR]
by bonnjour | 2004-12-26 21:49 | 旅する
南仏のクリスマス
相棒の実家、南仏には地方色豊かなクリスマスの飾りつけや食品がある。

まず、サントンという地元特産の土人形を使ってイエス・キリストの生誕シーンを作り(いわゆるジオラマというやつだ)、教会や民家ではクリスマスにそれを飾り付ける(写真)。相棒の実家でも応接間に飾ってある。人形は既製品でも、それをとりまく背景や小道具が手作りだったりして、ほほえましい。

また、食品は、クリスマスイブに食べる13のデザート、というのがあって、キリストを象徴する焼き菓子と、12使徒になぞらえた12種の甘いもの(ナツメヤシや杏などの乾燥フルーツ、アーモンドなどナッツ類、それにヌガーなど)を揃えて、計13種の食品でテーブルを飾る。日本のお正月の食品にもひとつひとつ象徴や来歴があるが、13のデザートもキリスト教の伝統に基づいている。そういえば、乾燥フルーツやナッツ類は、キリスト教発祥地の中近東の特産だな。縁起物なので、と自分に言い訳をして、テーブルのそばを通るたび、一口、二口とつまみ食いさせていただいた。

c0163963_21481321.jpg

[PR]
by bonnjour | 2004-12-25 21:46 | 旅する
欧州生活第一歩。ボロボロになってマルセイユに到着。
クリスマスイブの朝、成田を発ってパリ経由で同日に南仏マルセイユに到着した。当地は夜8時を回っている。長距離便は疲れるなー。エコノミークラスなので、余計疲れるなー。おまけに地獄のように重い荷物を運んでいるのでもう、ボロボロである。

欧州出身の相棒と一緒になったことを機に、日本での生活をたたみ、欧州で新生活を始めることになった。その第一日が今日というわけだ。30キロ近くのスーツケース(成田でのチェックイン時に航空会社の係の人が「次回からは超過料金をお払いいただきますよ」と苦笑して見逃してくれた)をはじめ、身辺の雑多なものを詰め込んだ重量級の荷物が計4個。エコノミー料金でこんなに持ち込んで、まことに心苦しい(体重120キロの巨漢が乗ったと思って許してください)。

迎えに来てくれた相棒の車に乗り、マルセイユから1時間離れた彼の実家に向かう。実家に着くと、ちょうど親戚、数家族がクリスマス・イブのディナーのために実家に集合したところだった。荷物を解く暇もなく、ディナーが始まった。

お、美味しい。普段から料理上手な相棒の両親だが、クリスマスということで、とっておきの食材を使って腕をふるったようだ。クリスマス休暇が終わると相棒と一緒に、ドイツに赴任することになっているのだが、フランス滞在中に美味しいものをいっぱい食べておこう、と意地汚いことを考えつつ、ディナーを堪能。が、満腹になると、眠気が襲ってきた。いけない!時差ボケだ。

c0163963_21453253.jpg

[PR]
by bonnjour | 2004-12-24 21:43 | 旅する