B的日常
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ドイツ、デンマーク、フランス(一瞬)と、流浪の生活を約10年。昨年秋にポーランドに流れ着く。音楽、美術、風景、食べ物など、美しいものや変わったものを追いかけて味わうのが好き。
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美しいものや変わったもの、美味しいものを追いかけるのが好きです。日々の生活で接した、そうしたものへの感想を綴っていきます。過去の記事であってもコメントは大歓迎です。メールはこちらにどうぞ。
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展覧会:ゴッホからボイスまで
ボンの通称「ミュージアム・マイル」にある国立美術館で「ゴッホからボイスまで」と題した展覧会をやっていたので、観にいった。私が行ったのは夕方だったが、水曜日は夜9時まで開館していることもあり、かなりの大盛況だ。c0163963_20593963.jpg

ふだん現代美術関係の催し物にはほとんど行かない私だが、実はボンに引っ越してきた時に住民登録をした市役所で、市内の主要博物館・劇場等の無料招待券一式をもらっていたので、それを活用したというわけ。この招待券、色々取り混ぜて30枚ほどの冊子になっており、新住民に無料進呈してくれる。なんと太っ腹なことか。日本に比べて税金が高いだけのことはある。

で、展覧会の内容だが、面白い!と思うものもあれば「うーむ」と頭を抱えてしまうものもあった。そういやヨーゼフ・ボイスはそろそろ没後20年になるのですね(年齢のせいか、時間の流れが近頃、とみに早くなっているような気が...)。

ともあれ、いつもは中世・ルネサンス・バロックあたりの古びた美術を愛でている目には、色んな意味で新鮮な展覧会であった。
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by bonnjour | 2005-09-21 20:58 | 聴く&観る
ボンのオペラ劇場は、結構すごい
マインツに住んでいる高校時代の友人がボンに遊びに来た。一緒にボンのオペラ劇場でモーツアルトの「ドン・ジョバンニ」を観るのが、今日のプログラム。

オペラ劇場は市内中心部の、ライン川に面した所に建っている。近代的な建築で、ウィーンの国立歌劇場やミラノ・スカラ座のような華麗な装飾のない分だけ、質実剛健にオペラを楽しみたい、という意気込みのようなものを感じてしまう。

座席は一番安いのから2番目の22ユーロの席にしたが、劇場に着いてみると、今日は観客が少ないということで、天井に近い席(=安い席)は閉めてしまい、私たち安い席を買った者でも本来の席より少々高い席に座り放題という嬉しいハプニングがあった。
ちなみに一番高い席でも50ユーロしないのだから、気軽に鑑賞ができる。

さて本日の公演。主役級の歌手たちは、このオペラ劇場の専属で、出身国はドイツのほか、オランダやアメリカと多様だ。オペラ歌手というと一昔前は、小山のような体格の人が多かったが、映像ソフトが発達した現在では、美声はもとより美しい容姿が要求される。今日の公演でも、ソロ歌手たちは揃いも揃ってスリムで美形だ。ソプラノ歌手なんか、あの細い身体のどこからあの声が出てくるのだろう、と不思議に思ってしまう。

主役のドン・ジョバンニはバリトンの役なので、歌手の背が高いのは当然なのだが(185cmはあるようにみえた)、唯一のテノール役であるドン・オッタビオもドン・ジョバンニに負けず劣らず長身だった。声帯の長さは身長に比例するそうで、声が高い人(=短い声帯)は背が低いことが多いのだが、このドン・オッタビオは恵まれた体格と明るい美声の持ち主で、今日一番の掘り出し物かもしれない。

今日の演出は、シンプルな舞台装置と現代風の衣装による、いわゆるモダンなスタイルだった。予算が潤沢にあるというわけでもない地方のオペラ劇場では、絢爛豪華な衣装・舞台装置では経営が成り立たないので、いきおいシンプルなプロダクションになるようだ。日本のように、オペラが特別なハレの日のイベントである場合には豪華な衣装でないと(法外に)高い切符を払ったお客が不満を持つだろうが、手頃な入場料で日常的にオペラ鑑賞ができるドイツなら、シンプルなプロダクションでも全く文句はないだろう。

今シーズンは7月の頭までだが、来シーズンも、また来たいなあ。
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by bonnjour | 2005-06-05 00:16 | 聴く&観る