B的日常
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ドイツ、デンマーク、フランス(一瞬)と、流浪の生活を約10年。昨年秋にポーランドに流れ着く。音楽、美術、風景、食べ物など、美しいものや変わったものを追いかけて味わうのが好き。
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美しいものや変わったもの、美味しいものを追いかけるのが好きです。日々の生活で接した、そうしたものへの感想を綴っていきます。過去の記事であってもコメントは大歓迎です。メールはこちらにどうぞ。
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猛暑襲来
いきなり、ドイツで猛暑である。昨日は30度を超え、今日に至っては32度を記録しているらしい。おかげで、つい数日前にオープンした近所の屋外プールは大混雑。ドイツではまだ春といえるこの季節に、イタリアや南仏に行かなくても日光浴と日焼けができるのだから、日光大好きのドイツ人にはたまらないだろう。

うちのアパートは寒冷地仕様で、もちろんクーラーなどないので、いきなりのこの猛暑には対応する術がない。全ての窓を全開にして風を入れるのと、小さな扇風機で温かい空気をかき回すといった気休めをしている。

でも、窓全開のおかげで、家の中は昆虫博物館のようになってしまった。網戸が欲しいなあ。
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by bonnjour | 2005-05-28 00:14 | 暮らす
ひなげし
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先週末から相棒の実家に来ているが、道端やちょっとした野原で目につくのが、ひなげし、フランス語でコクリコ(coquelicot)というそうだが、野生のくせに真っ赤な派手ななりをしている植物である。今まで、春にヨーロッパに来たことがなかったので私には初めての風景だが、こちらの人には季節の風物詩のようだ。

ああ皐月 仏蘭西の野は 火の色す 君も雛罌粟(こくりこ) われも雛罌粟
与謝野晶子

なんて歌もある。これは、晶子が与謝野鉄幹を追いかけてフランスに渡ったときの心情を詠んだ歌だそうだ。コクリコが群生している姿は、晶子が詠んだように、火が燃えているようにみえる。

で、ケシ科というと気になるのが、「麻薬の原料になるんじゃないか」ということだが、コクリコには麻薬成分はなく、大手を振って栽培・観賞できるそうだ。
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by bonnjour | 2005-05-23 00:13 | 旅する
静かな入り江の夕暮れ
マルセイユに来ている。相棒が、出身校であるここの大学に用があって来たのに便乗して、付いてきた。今回も、Hapag-Lloyd航空で、タクシー料金なみの値段で飛行機に乗ってきた。住んでいる所とよく行く目的地が、たまたま格安航空会社の就航路線になっていたのは、つくづくラッキーだ。

さて、相棒の用も終わり、今回は相棒の仕事の上で、ちょっとめでたいことがあったので、訪問先の先生たちが夕食に招待してくださった。魚介類のレストラン、ときいて久しぶりに美味しい魚が食べられると、私は小躍りする。

マルセイユ市内を抜けて、断崖絶壁を走ること30分、いったいどこに行くのかと不安になってくる。だが、やっと見えてきた目的地は、ここが大都市マルセイユかとびっくりするほどの、ひっそりとした入り江。ヨットが数隻浮かんでいるほかは、波の音がするだけだ。その入り江の上に、そのレストランのテラスが張り出していた。

私は前菜にイカのフライ(要はイカリングだ)、メインに鯛に似た魚のグリルを頼んだ。予想通りのフレッシュで繊細な味に感激する。魚が豊富な日本にいれば感激するほどのことでもないのだが、冷凍の切り身魚くらいしか入手できないドイツに半年住んでいると、「命の洗濯~」という気持ちになる。

同席した、イギリスで教えているロシア人の教授がフランス語を解さないこともあり、皆がつとめて英語で話をしてくれたのが、ありがたかった。フランスで教えているイギリス人の教授は、日本に行った時にたまたまGLAYのコンサートに行くファンの大群とすれ違ったそうで、「ファンの子たちがみんなすごく変わった服装だった」など、私でも参加できる話題を振ってくれた。相手に合わせて適切な話題を提供するこういう心遣いは、見習いたい。

夕食が始まったのが8時半を回っていたので、食事が終わったのは12時近かった。初めは明るかった入り江に暮色がせまり、微妙な色の変化を見せながら最後は真っ暗になるのを眺めながらの食事は味覚・視覚・聴覚、そして海風を肌で感じるという触覚も楽しませてくれて、最高だった。こんな贅沢、一年に一度できるかできないか、なので、きっと年を取っても覚えていると思う。

(写真:右手にある小さな白い建物が、そのレストラン。隠れ家風というやつか)
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by bonnjour | 2005-05-20 00:12 | 旅する
トルコの綿菓子
トルコ食品店でみつけた、綿菓子。

見てくれは毛糸玉のようだが、口に含むとバニラの香りがただよい、細かく撚り合わされたキャンディーの糸がやわらかに溶けていく。
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お酒が飲めないイスラム圏では男性も甘いものが大好き、というが、この綿菓子だと、男性イスラム教徒のおきまりである「髭」にくっついて、具合が悪いのではないかと心配になる。
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by bonnjour | 2005-05-18 00:10 | 息抜き
フランス外人部隊のOB(日本人)がイラクで...。
イラクで日本人の「警備会社社員」が拘束された、と聞いて、フランス外人部隊にでもいた方なのでは、と思ったら、やはりそうだった。日本のいわゆるガードマンとは違い、戦場で危険な(あるいは軍隊が関わりたがらないような汚れた)仕事の外注を請け負う「警備会社」で働くためには、実戦経験のある軍隊 OB(日本の自衛隊は、決して実戦を行わない軍隊だから、該当しない)でないと、勤まらないだろう。

以前、フランス外人部隊についての情報を、全くの興味から調べたことがあったのだが(私は軍事オタクではありません)、「自分の可能性を試したい」といった理由で部隊に志願する日本人が少なからずいることを知り、驚いた。欲しいものが何でも手にはいる平和でリッチな国に生まれ、人生の手ごたえとやらを実感するために、外国の軍隊に入って鉄砲をぶっ放すという、倒錯。そもそもフランス外人部隊は、19世紀にアルジェリアに無理な派兵を行って自国の前途ある青年を無駄死にさせたフランスが、国民の非難をかわすために組織した傭兵部隊だ。フランス人のかわりに汗と、たまには血も流すご褒美に、何年か勤め上げればフランス国籍がもらえるし、長期勤務すれば年金も貰える、という仕組み。もっとも、フランス国籍が欲しくて外人部隊に奉職する日本人など、いないのではないか(日本の国籍法では、外国籍取得と同時に日本国籍を離脱しなければいけないし)。

拘束された斎藤昭彦さんの無事を祈りたいが、この方のように民間軍事会社(PMC)に勤める人については、国際法上の規定がないときく。交渉の当事者が、斎藤さんがサービスを提供していた米軍(米国)になるのか、国籍のある日本になるのかも、あやふやなままだそうだ。

それにしても、日本政府の「日本国籍を持つ人がPMCに入り、事件に巻き込まれるというようなシナリオは想定外だった」という言い草は、危機管理意識の欠如を露呈している。急成長ビジネスであるPMCに参加する日本人がいるであろうことは、はじめからわかっているではないか。あらゆるシナリオを想定して準備するのが、危機管理ではないだろうか。
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by bonnjour | 2005-05-11 00:09 | 思う
ストラスブール日帰り
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ゴールデンウィークも終盤。日本からの内職仕事を専ら請け負っている私の所ではGW期間中、閑古鳥が泣きまくりで、危険分散の必要を痛感する一週間であった。

暇なので、相棒が所用でドイツ国境に近いフランスの街、ストラスブールに日帰りで行くのに便乗した。ボンからは車で片道3時間~4時間の距離だ。

ボンもストラスブールも、同じライン川沿いに開けた街だ。ボンから高速道路を延々と走り、フランス国境を通過すると、「ここからフランスです」みたいな看板が立っている。突然、道路標識がドイツ語からフランス語に切り替わる。相棒は、やっと言葉が通じる場所に戻ってきたという安心感にひたっているようだ(私が成田に着いてほっとしている気持ちと同じようなものだろう)。

相棒が用事を済ませている2時間半ほどの間に、私は精力的に市内観光に励んだ。まず、観光の中心であるカテドラル広場を探し当て(人の流れを見ていれば、これは簡単)、観光案内所で地図を買った。カフェでビールを飲みつつ、地図を見ながら作戦を立てる。カテドラルの近くの、中世美術などを中心に展示している小規模な美術館に寄って1時間で館内を巡回。それから「プチット・フランス」と呼ばれる歴史地区に行き、ハーフティンバーの建物群を鑑賞した。ボンのアパートの近所にも、似たような様式の建物が散在しているが、さすがに歴史地区として保存してあるだけあり、ここの建物のほうが迫力がある。

ストラスブールのあるアルザス地方は、現在はフランスに帰属するものの、もともとはドイツ文化圏で、土着の言葉もドイツ語系のアルザス語だ。小学生のころ、アルフォンス・ドーデの「最後の授業」という作品が、なぜか国語教科書に載っていた。「プロイセンの占領により、アルザス地方でフランス語の授業が続けられなくなった。しかし世界で一番美しいフランス語がある限り、土地は占領はされても心までは占領されない。フランス、万歳!」という話だが、これはナショナリストのドーデが書いたプロパガンダだったようだ(小学生の時、感動して損した)。実際には庶民の言葉はドイツ語に近いアルザス語である一方、フランス語は支配階級が持ち込んだ言葉で、ここに住む普通の住民は、フランスとドイツの領有権争いのとばっちりを常に受けていたということだ。

遅い昼食として、名物の「タルト・フランベ」を食べる。一皿8ユーロ。これは、薄焼きビザの上にハムやチーズ、クリームソースがかかった料理。やはりフランスだけあって、美味しい。
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エコロジカルな取り組みとして有名な、ストラスブールの路面電車。ピカピカの車体で、びっくりした。
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by bonnjour | 2005-05-06 00:06 | 旅する
ルバーブ・ジャムを作ってみた
スーパーでルバーブが安かったので、買ってみた。ルバーブの和名は「食用大黄」といって、なんとも食欲をなくす名前なのと、漢方で緩下剤として使われていると聞いていたので、あまり美味しそうじゃないなと敬遠していたのだが、友人のブログに、友人の畑で成長中のルバーブの写真があって「酸っぱくて爽やかな味」とあったので、物は試しと買ってみた次第。1キロで1ユーロ20(約180円)という価格は、日本の小売価格(100グラム250円前後)に比べると驚くほど安い。もっとも、日本では長野県など一部の冷涼な地帯で栽培されているほかは輸入に頼っている、特殊な作物なのだが。
ネットでレシピを探して、ジャムとコンポートを作った。ジャムはルバーブの半分ほどの量の砂糖を加えて30分ほど煮込んで完成。コンポートはジャムより少ない量の砂糖と、スパイス(丸のままの丁子とシナモン)を加えて、ルバーブの形がなくなるまで煮込んで(見かけよりはヤワな植物で、加熱するとすぐに形がなくなった)、出来上がり。
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写真手前の赤っぽい物体および右手の瓶がジャムで、左のボウルに入っている黄色っぽい物体がコンポート。色の違いは使った部位によるもの。根元に近い方が赤紫色をしており、この部分を多く使うと赤っぽい色がつく。

食べてみたら友人のいう通り、甘酸っぱく爽やかな味で、とても美味しい。これでカルシウム豊富なアルカリ食品というのだから、これからは贔屓にしたい。名前とイメージにまどわされないほうがいい、というのが今日のお勉強。c0163963_054519.jpg

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by bonnjour | 2005-05-02 00:04 | 暮らす