B的日常
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ドイツ、デンマーク、フランス(一瞬)と、流浪の生活を約10年。昨年秋にポーランドに流れ着く。音楽、美術、風景、食べ物など、美しいものや変わったものを追いかけて味わうのが好き。
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美しいものや変わったもの、美味しいものを追いかけるのが好きです。日々の生活で接した、そうしたものへの感想を綴っていきます。過去の記事であってもコメントは大歓迎です。メールはこちらにどうぞ。
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「薔薇の月曜日」の花より団子
今日はRosenmondag(薔薇の月曜日)と呼ばれる祝日で、オフィスや商店は休み。相棒の大学もクローズしている(前の週、H教授が「月曜はカーニバルでお休みだからね。君たちも見物してくるといい」と何度も念を押したと、相棒は苦笑)。

Rosenmondag は、カーニバルが最高に盛り上がる日で、日本ではリオのカーニバルの狂乱が有名だが(今年も報道されていますね)、ドイツでもカトリック教徒の多い地帯では、街中がカーニバルの熱狂に包まれる。ドイツのカーニバル盛り上がり3大都市は、マインツ、ケルン、デュッセルドルフ(いずれもライン河沿い)だそうだが、ここミュンスターも、北ドイツでは例外的にカトリックの多い街なので、なにやら浮かれたムードが漂っている。

パレードがあるときいて、街の中心部に出かけた。出だしが遅かったので、帰途につく家族連れ(仮装率高し)とたくさんすれ違う。もしや、パレードは終わったのではないかと不安に思いながら、旧市街の中心部に近づくと、賑やかな音楽と「こんな地方都市にもかかわらず、どこからやってきたのだろう」と思わせるほどの人ごみ。よかった、まだやっている。
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新宿駅のラッシュアワーのプラットフォームの上をいく人ごみを抜けて、パレード見物に適当な場所をやっと確保する。様々な趣向をこらした山車が、お菓子をばら撒きながら通り抜けていく。

見物人は買い物袋持参で、雨あられのように降ってくるお菓子を拾い集める。私たちも抜かりなく準備した買い物袋の中に、集めたお菓子をせっせと詰める。

リオのカーニバルは、露出度たっぷりの美女ダンサーが有名だが、極寒のドイツゆえ、ここで半裸のダンサーを見つけることはできない。そのかわりに盛大にばら撒かれるお菓子のほうが、私にはありがたい(相棒の意見は、もちろん逆である)。
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↑ これが今日の戦利品。キャンディやチョコレート類にスナック菓子の一食分パック。でも一番受けたのが、歯磨き粉の小パック(左下の小さなチューブ)。歯磨き粉メーカーの宣伝の一環だろうか。それとも、甘いものを食べた後はこれで虫歯予防、という親心か。
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by bonnjour | 2006-02-27 21:53 | 暮らす
ムハンマド風刺画騒動とダブル・スタンダード
数週間前から、各地で死者を出す騒ぎになっているムハンマド風刺画問題。初めにニュースを聞いたとき、よりによって偶像崇拝を厳しく禁じるイスラムの、神聖な預言者を戯画化するのは決定的にマズイでしょう、とまず思った。たとえ好意的に描いたとしても、ムハンマドを図像化すること自体が大変な不敬行為なのだ。そしてその風刺画の内容といえば、爆弾型のターバンを巻いたムハンマドを含む、イスラムを貶めるようなものだったと知り、こりゃダメだと頭を抱えてしまった。

この風刺画を初めに企画したデンマーク紙および、転載した欧州各国のメディアは、これを表現の自由だと主張する。が、ネットで問題の風刺画のコピーを見た感想からいうと、ムハンマドを戯画化するという、他宗教へのあまりにも心無い仕打ちに加え、イスラムとテロリズムを同一視するようなこの「作品」は、風刺画に必要不可欠なユーモアのかけらもない、悪質なネガティブ・キャンペーンだ。その根底には、イスラムを自分たちとは異質なものとみなし、彼らの尊厳を踏みにじることに何のためらいも持たない傲慢さが見え隠れする。そして、イスラム過激派にかっこうの口実を与えてしまったという、手際の悪さも。

その一方で、ホロコーストを否定したとして英国の歴史家がオーストリアで有罪となり、禁固2年の刑が言い渡されたというニュースが飛び込んできた。タイミングが悪かったというべきか、良かったというべきか、西欧の「言論の自由」におけるダブル・スタンダードを象徴する出来事として、注目を浴びることになってしまった。

ナチの負の遺産を払拭しようと懸命なドイツやオーストリアでは、こうしたホロコースト否定の言動を行うこと自体が犯罪であり、今回の歴史家のように、刑罰の対象となる。つまり、「ナチ関連」はアンタッチャブルであり、言論の自由の例外として存在するのだ。

これ以外でも、西欧ではキリスト教やユダヤ教に関する否定的言動は、メディアの自己検閲的な「配慮」によって回避されているのが実情だろう。キリスト教的ないしユダヤ教的世界観をバックグラウンドとする主流読者に不快感を与えることに加え(読者の不買運動が起これば、経営危機に瀕する)、世間から反キリストとか反ユダヤ主義と糾弾されれば厄介な問題を抱え込むのだから。

こうした実情をみると、彼らが主張する「言論の自由」も案外、ご都合主義であることがわかる。
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by bonnjour | 2006-02-23 21:52 | 思う
洗濯室の憂鬱
今いる大学ゲストハウスの地下には住人が共同で使う洗濯室があって、部屋番号ごとに、平日の朝7時から夜10時まで、3時間きざみで専用の時間帯が指定されている。それ以外の時間帯(といっても深夜)や週末は誰でも使ってよいことになっている。我々は火曜日の夕方のシフトに当たった。

で、シフトの時間に洗濯室に乗り込んだのだが、それぞれ2台ある洗濯機と乾燥機が、すごいことになっている!

まず、洗濯機。Miele(ミーレ)という、この頃は日本にも輸入されているドイツのメーカーの、なかなか立派な製品だが、全自動の洗剤を入れる引き出しに、溶けずにたまった粉洗剤がびっしりと付着している。おまけに、同じ引き出しの、柔軟仕上げ剤用のポケットにも、何を血迷ったのか、駄目押しのように粉洗剤が詰め込まれている。

「犯人」は、今まで洗濯機を使ったことがなかったのだろうか!このゲストハウスには、世界各国から来た研究者が住んでいるので、洗濯は奥さんやお母さん、はたまたメイドさん任せという国・文化圏の出身者が怪しいと、私は推測する。あるいは、川で洗濯するのが常識の国とか?

ちなみに、洗濯室の壁にはドイツ語・英語・スペイン語で書かれた使用法マニュアルが並んでいるのだが。気を取り直して、こんなこともあろうかと持参した雑巾で、即刻、洗剤除去作業に取り掛かる。ついでに洗濯機の外側や、ガラスでできた扉にも汚れがたまっているので、雑巾で拭く。

乾燥機には、さすがに洗剤は入っていなかったものの、糸屑取りフィルターをはずしてみたら、厚さ5ミリはくだらない勢いで、フェルト状の屑がたまっていた。それ以外の部分にも、ちょっとした窪みや穴には、色とりどりの糸屑やら、色んな色の髪の毛がたまっていて壮観である。せっかく洗った洗濯物に、こんな恐ろしいものを付着させるのはぞっとするので、部屋備え付けのブラシで丁寧に取り除く。

こうした作業で20分。それからやっと、本来の洗濯を開始したというわけ。でも、次のシフトは1週間後。シフトのコマ数から考えると、30人ほどが使った後になるので、また1から掃除のし直しになる予感がする。あーあ。
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by bonnjour | 2006-02-14 21:51 | 暮らす
市民大学フランス語講座 初日
先月申し込んだVHS(市民大学)のフランス語講座初日である。「どんなクラスだろう」という期待と、「授業中のドイツ語がわからなかったら、困るなー」という不安を胸に、自宅から徒歩15分ほどの会場へ。

週に1回、1時間半というこのコース、平日の午前中という時間設定のため、参加者は年配の方が多いのだろうな、という予想は的中し、ほとんどの参加者は定年退職して悠々自適といった雰囲気のシニア市民だ(圧倒的に女性の比率が高い)。

前学期から継続しているクラスなのでみな顔見知りの上、趣味や旅行のために習っているという感じの人が多く、授業はきわめて和やかに進められる。先生は、30代後半とおぼしきドイツ人女性だ。

困ったのは、授業中のドイツ語の使用率が非常に高かったこと。初級クラスなので、文法の説明はもちろんのこと、授業中の指示もドイツ語で行われたりする。生徒の質問やそれに対する答え、授業中に生徒から飛ばされる冗談(!)も、ドイツ語。変わったフランス語だなー、と一瞬思っても、よく聞くと実はドイツ語だったり(苦笑)。授業中に複雑な事項をドイツ語で理解するのは不可能であることがわかったので、これから、家で予習あるのみだ。

フランス語のクラスというより、ドイツ語集中講座を受けた心持ちで、1時間半の授業が終わったら、猛烈な頭痛が襲ってきた。
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by bonnjour | 2006-02-09 21:50 | 暮らす