B的日常
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ドイツ、デンマーク、フランス(一瞬)と、流浪の生活を約10年。昨年秋にポーランドに流れ着く。音楽、美術、風景、食べ物など、美しいものや変わったものを追いかけて味わうのが好き。
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美しいものや変わったもの、美味しいものを追いかけるのが好きです。日々の生活で接した、そうしたものへの感想を綴っていきます。過去の記事であってもコメントは大歓迎です。メールはこちらにどうぞ。
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家主のLさんの本棚
今住んでいるアパートは、現在北京に語学留学中の家主のLさんが出て行った部屋をそのまま借りているので、本棚には彼女の本が残ったままだ。自分の本棚を見られるのは心の中を覗かれるような気がして落ち着かないが、悪趣味なことに私は他人の本棚を覗くのが大好き。本棚にはその人の心の軌跡が現れているようで興味深いのだ。

Lさんの本棚には、「ブリジット・ジョーンズの日記」とか、パトリック・ジュスキントの「香水」とか、ジェイミー・オリバーの料理本とか、自分の持っている本と重複するものがたくさんあって面白い。マスコミや通信が発達した今の世の中では、メジャーな国のベストセラーはすぐに他言語に翻訳されて世界各地に広がっていく。しかも、都会に住む勤労女子という共通点を持つLさんと私は、国は違っても似たような趣味・嗜好を身に付け、似たような本を読むようになるのだろう。
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Lさんの本棚にあった、もうひとつの共通する蔵書 (WOW!)
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ところで、私は各地で買い集めたエロチック・アート本をコレクションしているのだが(海外で買った本を携えて成田の税関を通るときにはドキドキしたものだ)、ヨーロッパに移住するときに蔵書はすべて船便でこちらに送った。とはいえ引っ越し続きの生活のため、本の詰まった大量のミカン箱は相棒の実家のガレージに塩漬けになったまま。早く手元に戻したいものだ。
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by bonnjour | 2008-07-30 04:10 | 読む
暑い日には静かな宗教曲でクールダウン
デンマークの夏がこんなに暑くなるものだとは、思ってもみなかった。冬がかなり温暖なのにも度肝を抜かれたが、夏の暑さも私の想定外だ。

なんと、近所の海岸には海水浴客が繰り出している。緯度が高いにもかかわらず、暖流が流れているおかげで海水浴が可能なのだとか。とはいえ泳げるような暑い日が続く期間は短いので、地元の人はここぞとばかりに束の間の夏さを堪能している感じだ。
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暑さには滅法弱い私としては、炎天下に下手に外に出ると後でめまいに悩まされるので、こんな日は家でゆっくりと音楽でも聴いて過ごしているのがいい。長い冬に備えて全身で「暑さ」を満喫している地元の人からみると、いかにも罰当たりな奴だけど。

ともあれ、静かな宗教曲で暑さを吹き飛ばすことにする。先日、通信販売で買ったヴィヴァルディのNisi DominusとStabat Materをカップリングした1枚。ジャン=クリストフ・スピノジ指揮のアンサンブル・マテウス演奏で、独唱は若手注目株のカウンターテナーのフィリップ・ジャルスキーと、こちらも若手ながら貴重なアルト歌手として音楽界の期待を一身に浴びるマリー=ニコル・ルミュー。
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ジャルスキーの、ちょっと現実離れした澄み切った高音で歌われるNisi Dominusと、ルミューの深くて濃厚なアルトが独唱する痛切なStabat Mater、そしてこの二つの声(男声の超高音と、女声の超低音という、どこかねじれた関係が面白い)がからみあうCrucifixus (Credo, RV591より) という、3つの世界が1枚のディスクで展開される。静かな宗教曲でクールダウンしようと思った割には、熱い演奏が特徴のスピノジ&アンサンブル・マテウスのおかげで、こっちもすっかり熱くなってしまったのは計算外だけど。

ちなみにこのディスクはフランスのマイナー・レーベルnaïveから出ているのだけど、ジャケットのグラフィックには背中いっぱいに天使の羽の刺青をした人物の写真が使われていて、クラシックのCDとしては斬新だ。ジャズのディスクみたい。「ジャケット買い」する人がいるかもしれない。背中の刺青が本物なのか、撮影用にペイントしたものなのかは未確認。

こちらのプロモーション・ビデオで演奏者のコメントと演奏のさわりが聴ける。
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by BONNJOUR | 2008-07-26 02:24 | 聴く&観る
こんなに簡単に買えてよいのだろうか
デンマークに引っ越してからも、ドイツで使っていたプリペイドの携帯をローミングで使っていたのだが、ついに使用期限が切れ、ウェブ上で再チャージを試みたものの上手くいかないので、重い腰を上げデンマークの携帯サービスに加入することにする。

近所のTDC(デンマーク最大手の通信会社)のショップに行き、端末はあるのでSIMカードだけ購入してプリペイドの携帯サービスを利用したいというと、すぐに何枚かのSIMカードを持ってきてくれて、好きな電話番号をここから選んでくれという。
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そしてクレジット・カード大のプラスチック・ケースに入ったSIMカードと説明書のセット99クローネ(約2,200円)を購入すると、身元を証明するものの提示を求められることもなく、手続き終了となった。ドイツではこんな時、パスポートの提示を求められ、しっかりコピーを取られたものだが。

デンマークには、プリペイド携帯を悪用した誘拐とか詐欺とかイタズラ電話とかの犯罪はないのだろうか。簡単に買えたのは嬉しいけど、簡単すぎてちょっと心配になる。
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by BONNJOUR | 2008-07-23 02:02 | 暮らす
退職後のボケ防止
相棒が2年間の日本滞在中、受け入れ先になってくださり、その縁で今も共同研究をしているO先生がヨーロッパ出張の途中、オーフスに数日間立ち寄られる。一昨日、昨日と拙宅で素人料理の夕食をお出ししたら、今日は街の素敵なレストランでO先生にご馳走になってしまった。向かった先は、前々から気になっていた地ビール工場に併設の洒落た店。美味しいし、雰囲気も抜群で楽しいひと時を過ごす。でも物価高のデンマークのこと、たいした散財をさせてしまって恐縮のいたりだ。

レストランで出た話題の一つが、趣味を持つことの重要性について。研究者というのは趣味がそのまま仕事になったようなところがあり、相棒などその最たるものなのだが、O先生曰く「専門分野以外に趣味がなかったら、退職したときに一気にボケてしまうよ。だから君も今のうちから何か趣味を持ったほうがいい」。先生は将棋をやるそうだ。

それに対して相棒は、スポーツ、音楽、映画、アートなど、普通の人が趣味として楽しむ活動にほとんど興味を示さず、大好きな研究をしていれば幸せというタイプで、何にでも首をつっこみ、熱が冷めるのも早い私とは正反対だ。(ケチケチ)旅行、(安い席で楽しむ)オペラ、(入場したら一日中ねばる)美術館めぐりなど、世の中には楽しいこと(要は私の趣味なんだけど)がいっぱいあるよと誘惑してみるのだが、なかなか心を動かしてくれないのは寂しいものがある。

本当にボケたら、どうしよう。
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by bonnjour | 2008-07-11 05:50 | 暮らす