ヨーロッパの地方都市を転々とした挙げ句、ポーランドに流れ着いた管理人「B」の日常。音楽、美術、風景、食べ物など、美しいものや変わったものを追いかけて味わうのが好き。
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美しいものや変わったもの、美味しいものを追いかけるのが好きです。日々の生活で接した、そうしたものへの感想を綴っていきます。過去の記事であってもコメントは大歓迎です。メールはこちらにどうぞ。
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2008年 12月 26日
ごちそう責めの耐久レース3日目。昼食はカナッペ(フォアグラ、芝海老、キャビアもどき)、スモークサーモン、海老のニンニク&パセリ炒めというシーフードが並ぶ。親戚同士の無礼講ゆえ、海老は手づかみで頭の味噌まで美味しく頂いた。相棒が子供の頃は毎年のクリスマスにトマトソースをかけたエクルビス(ザリガニ)を食べたそうだが、いつの頃からか海老のニンニク炒めがそれに取って替わったんだとか。
またもやシエスタ休憩をはさんで耐久レースのフィナーレを飾ったのはGigot(羊の腿肉)のグリル。2時間たっぷりグリルしたため、キッチンには羊肉の香りが充満した。この香り、羊が嫌いな人にはちょっと辛いかも。付け合わせはジャガイモのグラタンと、パセリとニンニクをきかせたインゲンのソテー、それにアンディーブと胡桃のサラダ。アンディーブのほろ苦さが羊肉の脂っぽさを中和してくれる。 たっぷりのごちそうとシャンパン&ワインをお供に大人たちはますます会話に熱中し、お子様たちはビデオ・ゲームに熱中し、ふだんと違う雰囲気に愛猫のZoeまで興奮気味になって、クリスマス翌日の夜は更けていった。 ↓ プロヴァンス地方の素朴な泥人形「サントン(santon)」を使ったクレッシュ(キリストの降誕シーンを再現したジオラマ)。相棒の実家では毎年、クリスマスツリーの下にこれを飾っている。 #
by bonnjour
| 2008-12-26 01:43
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2008年 12月 25日
今日はクリスマス、というか、耐久レース2日目。午後2時頃に近くの相棒祖父母宅に泊っていた親戚一同が登場する。
まず遅めの昼食はズッキーニのグラタンを前菜に、メインはイノシシの赤ワイン煮込みニョッキ添え。イノシシは義母が事前に煮込んで冷凍保存しておいたもの。赤ワインに漬け込んだ効果か、柔らかい中にもジビエ特有の野性味があって美味しい。でも同じ肉を味噌味の鍋仕立てにしたら、さぞかし熱燗が進むだろうなと考えてしまう私はやっぱり日本人。 その後「シエスタ」でいったん退散した親戚たちが夕方、再登場してディナーが始まる。 前菜は野菜のキッシュ。メインは鴨の胡椒ソースにジャガイモのグラタン(gratin dauphinois)を添えたもの。鴨は脂身から取った油でソテーしてある。程よくレアで柔らかな焼き具合が美味しい。 そしてデザートはクリスマスの定番、ビッシュ・ド・ノエルだが、昨日のヴァニラ味に変わり、今日はチョコレート味のもの。ケーキ全体を包んでいるマジパンは、日本人にはちょっと甘すぎる感じ。 そうこうするうちに、時計は10時半に。私にとっての今日のメイン・イベント(笑)、国営TV局のFrance2で放映されるクリスマス特別音楽番組「Musiques au cœur - La voix des anges」を見るために、いそいそとTVの置いてある隣室に行く。そこで遊んでいた3人のお子達には「これから大事な番組を見るのでTVのチャンネルを変えるね」と宣言。大人はエライのだ。 この番組は、Ève Ruggieriというクラシック音楽が守備範囲の女性ジャーナリスト兼プロデューサー(顔立ちといい、雰囲気といい、ちょっと黒柳徹子を彷彿とさせる)の司会のもと、スタジオに呼ばれた音楽家たちがトークや演奏を繰り広げるもの。顔ぶれは下記の通り。 - Natalie Dessay, soprano - Véronique Gens, soprano - Jacek Laszczkowski, sopranist - Philippe Jaroussky, countertenor - Susan Manoff, piano - Children's choir Sotto Voce, conducted by Scott Alan Prouty - Ensemble Matheus, conducted by Jean-Christophe Spinosi 他の大人たちはおしゃべりに夢中で、また子供たちは遊びに夢中で、私だけがTVに釘付けになったけど、見たかった番組が無事に見られてよかった。 ↓ Ève Ruggieriを囲んでゲストの音楽家たちと腹話術師のChristian Gabriel&人形のフレディ君。 ↓ 番組の宣伝用写真にはなぜかÈve Ruggieriとジャルスキーのツーショット写真もあった。 #
by bonnjour
| 2008-12-25 18:36
| 旅する
2008年 12月 24日
今日はクリスマスイブ。フランス人の威信をかけた胃袋耐久レースの始まりだ。相棒の実家に親戚一同が集まって、今晩から3日間、盛大に飲み食いするのだ。
さて、その前に、村の広場で義父母が出演するクリスマス・コンサートが開かれた。年金生活に入った義父母は、地元のプロヴァンス文化を保存するアソシエーション(日本のNPOに相当)を立ち上げ、地域語であるプロヴァンス語(フランス南部の土着語である「オック語」の一方言で、言語学的にはフランス語より、むしろスペインのカタルニア語に近い)の歌や寸劇などを地元のフェスティバルで上演している。今日は義父母の友人たちや親戚が聖書の人物に扮したキリスト降誕劇をはさんで、プロヴァンス語によるクリスマス・ソングを2時間、歌いまくった。 ↓ 村役場前の広場で開かれたコンサート。 ↓ キリスト降誕劇には本物のロバや羊も登場した。 コンサートが終わると、広場から徒歩30秒(!)の相棒の実家でディナーが始まる。5家族、大人10人、子供3人という構成。14歳、12歳、9歳のお子様(腕白盛りの男の子ばかり)は、別テーブルで食事をさせるというのがフランスらしい。このお子様たちは、飲み食いよりビデオゲームやDVDに興味があるらしく、1皿が終わると揃ってTVが置いてある部屋に飛んでいってしまい、ゲームをしている。今はどこの国の子供たちも、似たり寄ったりなのかもしれない。 まずは大人がシャンパン、子供がコーラで乾杯をして、カナッペの盛り合わせをつまむ。載っているのは芝海老&ゆで卵、フォアグラ、スモークサーモン&ハーブ入りチーズ、蟹肉のパテなど。コンサートに行く前に作っておいたので、カナッペの台が少々乾燥してしまったのは反省事項。 次いで生牡蠣、エスカルゴ、ポロネギのクラフティと、日本人好みのシーフードと野菜料理が続き、デザートは薪の形をしたフランスのクリスマス・ケーキ、ビッシュ・ド・ノエルが登場。デザートの後も延々とおしゃべりが続き、お開きとなったのは午前3時だった。 まさに、体力勝負のクリスマスだ。 #
by bonnjour
| 2008-12-24 03:32
| 旅する
2008年 12月 23日
北国デンマークから到着すると、今さらながらにここの温暖な気候に驚く。こんな青空 ↓ が毎日続いて昼間は暑いくらいだし、日照時間も2時間以上長い。北国の人が、休暇になるとどっと南のほうに移動する気持ちもわかる。
相棒の実家は、典型的な南仏の田舎にある。人口3,000人の小さな村。 だから、クリスマスの飾り付けも素朴だ。 #
by bonnjour
| 2008-12-23 20:11
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2008年 12月 21日
クリスマス休暇で相棒の実家に帰省する。朝、オーフスを出てバスでコペンハーゲン空港に(所要時間:約4時間)。そこからKLM便(これが一番安かった)でアムステルダムに飛び(所要時間:1時間半)、4時間半の待ち時間の後(ここの大規模ショッピングセンターのような免税店は、あの手この手でお金を落とさせようとするんだよねー)、マルセイユ行きに乗り継ぎ2時間で到着。マルセイユ空港で相棒の両親が私たちをピックアップしてくれて車で相棒の実家に(所要時間:1時間)。
なんとも長い旅でありました。とはいえ、全行程を車で行こうとすると1泊2日の大旅行となるので、寝ているうちに到着する飛行機のほうが、まだましという感じ。 【クリスマス・ツリー3題】 オーフスの駅ビルにあったやつ。 スキポール空港(アムステルダム)で遭遇。 プロヴァンス空港(マルセイユ)のはブルーが基調。 #
by bonnjour
| 2008-12-21 18:34
| 旅する
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