人気ブログランキング | 話題のタグを見る
B的日常
bonnjour.exblog.jp

ヨーロッパの地方都市を転々とした挙げ句、ポーランドに流れ着いた管理人「B」の日常。音楽、美術、風景、食べ物など、美しいものや変わったものを追いかけて味わうのが好き。

by bonnjour
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
ブログパーツ
プロフィール
美しいものや変わったもの、美味しいものを追いかけるのが好きです。日々の生活で接した、そうしたものへの感想を綴っていきます。過去の記事であってもコメントは大歓迎です。メールはこちらにどうぞ。
最新のトラックバック
カテゴリ
以前の記事
その他のジャンル
4月の魚
今年のエイプリルフール(なぜかフランス語では"poisson d’avril"、つまり「4月の魚」と呼ぶ)も、ネット上では色々なジョーク企画が飛び交った。Googleは検索結果に自動的に川柳が出る「日本に適した」サービスを1日だけ公開した。人工知能「CADIE」(実際には存在しない)によるサービスという触れ込みだったが、本当にコンピューターで川柳の自動生成を行ったそうだ。

またYouTubeは、動画IDに「&flip=1」を加えると動画が逆さまに表示されるという変なサービスを提供した。ドラえもん公式サイト「ドラエもんチャンネル」がスネ夫に乗っ取られて「スネ夫チャンネル」になるという企画は、ちょっとほのぼのした。





......というわけで、当ブログの4月1日のエントリー「ある女性マドリガーレ作家の一生」だが、





......あれはエイプリルフールの捏造記事でした。実在しない人物です。

ご、ゴメンナサイ!
4月の魚_c0163963_21325245.jpg



ちなみにCecilija Lažljivicaという人名もでっちあげだが、音楽家の守護聖人「聖チェチーリア」のクロアチア語綴りと、「嘘つき」(女性形)に該当するクロアチア語の単語Lažljivicaを辞書で調べた。とはいえ当時(17世紀)のダルマチアではもしかして、イタリア語に近い「ダルマチア語」(現在では消滅)が話されていたのかも? うーん、時代考証は素人の手に負えない!

そして記事に添えた肖像画は、実在したイタリアの初期バロックの女性作曲家、バルバラ・ストロッツィ(Barbara Strozzi, 1619-1677)の肖像と伝えられるものだ。この方の作品は現存しているので、ぜひ聴いてみてください。お詫びに、アンネ・ゾフィー・フォン・オッター様によるストロッツィの作品「L'Eraclito amoroso」の素晴らしい歌唱をご紹介する。


by bonnjour | 2009-04-02 21:25 | 暮らす