B的日常
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ドイツ、デンマーク、フランス(一瞬)と、流浪の生活を約10年。昨年秋にポーランドに流れ着く。音楽、美術、風景、食べ物など、美しいものや変わったものを追いかけて味わうのが好き。
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美しいものや変わったもの、美味しいものを追いかけるのが好きです。日々の生活で接した、そうしたものへの感想を綴っていきます。過去の記事であってもコメントは大歓迎です。メールはこちらにどうぞ。
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フランス外人部隊のOB(日本人)がイラクで...。
イラクで日本人の「警備会社社員」が拘束された、と聞いて、フランス外人部隊にでもいた方なのでは、と思ったら、やはりそうだった。日本のいわゆるガードマンとは違い、戦場で危険な(あるいは軍隊が関わりたがらないような汚れた)仕事の外注を請け負う「警備会社」で働くためには、実戦経験のある軍隊 OB(日本の自衛隊は、決して実戦を行わない軍隊だから、該当しない)でないと、勤まらないだろう。

以前、フランス外人部隊についての情報を、全くの興味から調べたことがあったのだが(私は軍事オタクではありません)、「自分の可能性を試したい」といった理由で部隊に志願する日本人が少なからずいることを知り、驚いた。欲しいものが何でも手にはいる平和でリッチな国に生まれ、人生の手ごたえとやらを実感するために、外国の軍隊に入って鉄砲をぶっ放すという、倒錯。そもそもフランス外人部隊は、19世紀にアルジェリアに無理な派兵を行って自国の前途ある青年を無駄死にさせたフランスが、国民の非難をかわすために組織した傭兵部隊だ。フランス人のかわりに汗と、たまには血も流すご褒美に、何年か勤め上げればフランス国籍がもらえるし、長期勤務すれば年金も貰える、という仕組み。もっとも、フランス国籍が欲しくて外人部隊に奉職する日本人など、いないのではないか(日本の国籍法では、外国籍取得と同時に日本国籍を離脱しなければいけないし)。

拘束された斎藤昭彦さんの無事を祈りたいが、この方のように民間軍事会社(PMC)に勤める人については、国際法上の規定がないときく。交渉の当事者が、斎藤さんがサービスを提供していた米軍(米国)になるのか、国籍のある日本になるのかも、あやふやなままだそうだ。

それにしても、日本政府の「日本国籍を持つ人がPMCに入り、事件に巻き込まれるというようなシナリオは想定外だった」という言い草は、危機管理意識の欠如を露呈している。急成長ビジネスであるPMCに参加する日本人がいるであろうことは、はじめからわかっているではないか。あらゆるシナリオを想定して準備するのが、危機管理ではないだろうか。
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by bonnjour | 2005-05-11 00:09 | 思う