ヨーロッパの地方都市を転々とした挙げ句、ポーランドに流れ着いた管理人「B」の日常。音楽、美術、風景、食べ物など、美しいものや変わったものを追いかけて味わうのが好き。
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美しいものや変わったもの、美味しいものを追いかけるのが好きです。日々の生活で接した、そうしたものへの感想を綴っていきます。過去の記事であってもコメントは大歓迎です。メールはこちらにどうぞ。
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夏休み絵日記(その7:となり町、ムッジャに行く)
2005年 09月 02日
湾をはさんでトリエステの対岸に位置するMuggia(ムッジャ)に行く。トリエステから水上バス(観光カードで無料)で30分ほどの、観光と漁業の町だ。 見どころであるカテドラルや城壁、ヨットハーバーのある港は、500メートル四方くらいの狭い範囲にかたまっていて、観光はあっという間に済んでしまう。ここではむしろ、海を眺めながらゆっくりと時が過ぎるのを楽しむに限る。 というわけで、ちょうど昼食時でもあるので、海沿いのレストランのひとつに入った。12時開店と書いてあるが、私が12時ちょうどに入ると、お店はまだ準備中という感じ。 出てきたマダムに食事がしたい旨、イタリア語で言ってみたが私のイタリア語が稚拙だったせいかマダムは「Sprechen Sie Deutsch?」(あなた、ドイツ語はおできになる?)と聞いてきた。この辺では外国語というとドイツ語がポピュラーときいていたが、やはりその通りだ。私のドイツ語はイタリア語並みに稚拙だが、話せるということにしておいて、マダムを安心させてあげた。 レストランの店内を抜けて、海に面して設けられたテラス席に通される。対岸にトリエステの街が広がる絶好のロケーションだ。 平日に、海を眺めながらのんびりとした昼食なんてのは、またとない贅沢。おまけに開店直後でテラスは貸切状態なので、なんだかもったいないような気がする。 料理は当然シーフード、ということで、このあたりの名物である鰯のマリネ(南蛮漬けにそっくり)と、魚介類のスパゲティに白ワインを付ける。酢のきいたソースに漬かった鰯は骨まで柔らかくなっていて、丸ごと食べてしまった。スパゲティも、素材の良さを素直に生かして、大変に美味しい。 ↓ これがイタリア版・鰯の南蛮漬け。 長々と昼食を取った後は、中世の香りの残る旧市街をぶらついて、ムッジャとトリエステを結んでいる本数の多い路線バスを使ってトリエステ市内に戻った。トリエステは大規模な港湾都市だけど、ムッジャはこじんまりした漁師町という雰囲気なので、トリエステに住んでいる人が休日に半日ぐらい遊びに来るのにうってつけの場所だろう。 ↓ ベネチアとその周辺でよく見かける、有翼の獅子像(キリストの使徒マルコの象徴)。ムッジャにも、いました。
by bonnjour
| 2005-09-02 20:51
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