ヨーロッパの地方都市を転々とした挙げ句、ポーランドに流れ着いた管理人「B」の日常。音楽、美術、風景、食べ物など、美しいものや変わったものを追いかけて味わうのが好き。
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美しいものや変わったもの、美味しいものを追いかけるのが好きです。日々の生活で接した、そうしたものへの感想を綴っていきます。過去の記事であってもコメントは大歓迎です。メールはこちらにどうぞ。
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パリ旅日記 その1 アラブ市場と名所めぐり
2006年 08月 04日
パリの旅の第一歩は、アラブ人街といわれるBelleville(ベルビル)で週に2度開かれる市を、スウェーデンからかけつけた友人S子とともに見学。新鮮な野菜、果物、魚介類が山盛りで、「奥さん、安いよ」と呼びかける売り手の声が飛び交っていた。
場所柄、売り手もお客さんもアラブ系の人が多いが、東洋人の姿もちらほらみえる。この近くには中国人街もあるそうだ。 それにしても、パリ到着後最初の目的地がアラブ系市場というのが、私たちの旅の性質を物語っている...。 市場で果物やお菓子を仕入れた後は、正統派のツーリストに変身。 地下鉄で凱旋門とエッフェル塔(対岸のシャイヨー宮から眺めた)を見て回り、シャンゼリゼ通りを散策した。シャンゼリゼのカフェの「やらずぶったくり」価格に目を回したり(もちろんどの店にも入りませんでした)、ルイ・ヴィトンの店の入り口にいるドアマンの人数を数えて感心したり(もちろん店内には入りませんでした)と、ベルビルの市場とは対照的なパリを楽しむ。 金曜日はルーブル美術館が夜9時過ぎまで開いているありがたい日なので、午後4時ごろからルーブルに行く。お目当てはフェルメール、カラバッジョ、ド・ラ・トゥールなど。とりわけ、ド・ラ・トゥールの「悔い改めるマグダラのマリア」(写真下)はぜひ見たい。 人気者のモナリザさんは、私はあまり好きではないが、一応彼女にも表敬訪問する。 順路を探してウロウロしていたら、フォンテンブロー派の「ガブリエル・デストレとその妹」(写真右)にはからずも遭遇し、「おや、ここにいたんですね」と声をかけた。この間まで相棒が読んでいた本(歴代のフランス国王のラブライフ、というようなタイトルだった)の装丁が、この絵だったが、ルーブル所蔵ということを忘れていた。 昼と夜は、同じレバノン料理の店で野菜を中心にした盛り合わせをいただく。写真のセットで1皿6ユーロ(約900円)。ひよこ豆のペースト(フムス)、クスクスのサラダ(タブリ)、トマトで煮込んだオクラなど、健康的な料理が勢ぞろいした。 戦火にさらされているレバノンだが、パリ在住のレバノン人も故郷に残してきた親類縁者を思うといてもたってもいられない気持ちだろう。ちょっと神妙な気持ちでの食事となった。 夕食時に日本から来た友人A子一家と合流した。ひと足先にパリ入りしたA子一家は、今日の夕方にベルギーへの小旅行から戻ってきたところ。
by bonnjour
| 2006-08-04 02:05
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