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ドイツ、デンマーク、フランス(一瞬)と、流浪の生活を約10年。昨年秋にポーランドに流れ着く。音楽、美術、風景、食べ物など、美しいものや変わったものを追いかけて味わうのが好き。
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美しいものや変わったもの、美味しいものを追いかけるのが好きです。日々の生活で接した、そうしたものへの感想を綴っていきます。過去の記事であってもコメントは大歓迎です。メールはこちらにどうぞ。
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パリ旅日記 その3 今日は美術館無料日だ!
2006年 08月 06日
パリの公立美術館は毎月第一日曜日が入館料無料になる。今回はラッキーなことに、その第一日曜日にパリに滞在することができた。
ということで、今日は美術館三昧の一日。 ![]() この画家を偏愛している私には、ぜひ来てみたかった場所。 美術館の解説板や館内表示には、仏語・英語の二大メジャー言語に加え、なぜか日本語が。それも、観光地にありがちな怪しげな日本語ではなく、妙に丁寧なネイティブスピーカーの日本語である。独語やイタリア語・スペイン語などヨーロッパで需要の多そうな言語はないのだが。日本人に人気の美術館なのかもしれない。あるいは学芸員に日本人がいるのかも? 次に向かったのは中世美術館(旧クリュニー美術館)。ここで、午前中にルーブルを見学していたA子一家と落ち合う。 ![]() それにしても、修道院に異教的な一角獣のモチーフなんて許されたのかしら?と素朴な疑問を感じたところ、同行したA子の旦那様が「世俗化が進んだクリュニー派は、妖怪・怪物なんでもアリの装飾を建築のあらゆる所に施した」という明快な回答をしてくださった。A子の旦那様は西洋中世の哲学が専門の研究者で、この話をきっかけに、世俗的でギンギラギンのクリュニー派と、清貧を旨とするシトー派の対立について、大変わかりやすくしかも面白く解説してくれた。そう、今回は専門家の解説付きの贅沢なツアーなのだ。 美術館ハシゴの最後は、去る5月に新装オープンしたオランジュリー美術館。モネの睡蓮の連作があるところだ。美術ジャーナリストであるM子さんが、昨夜のディナーの席でイチオシの場所として薦めてくれた。 ![]() 自然光を取り入れた楕円形の展示室の壁に360度展開する睡蓮の絵は、見るものを池の真ん中にいるような錯覚に陥らせる。 朝から「世紀末」「中世」と、幻想的な世界を旅してきたわけだが、ここで印象派の健康的な明るさに触れて、ちょっと一息ついた感じ。 ■
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by bonnjour
| 2006-08-06 02:12
| 旅する
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