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B的日常
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ヨーロッパの地方都市を転々とした挙げ句、ポーランドに流れ着いた管理人「B」の日常。音楽、美術、風景、食べ物など、美しいものや変わったものを追いかけて味わうのが好き。

by bonnjour
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美しいものや変わったもの、美味しいものを追いかけるのが好きです。日々の生活で接した、そうしたものへの感想を綴っていきます。過去の記事であってもコメントは大歓迎です。メールはこちらにどうぞ。
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ボンのアパート
これから3カ月のボン滞在中に住むアパートは、中心部から5キロほど離れた場所にある。地名に~dorf(村)とあるのがまさに名は体を表すで(1969年にボン市に編入されるまでは実際、村だった)、教会や役場のある一画を中心に集落が形成されているさまは、昔ながらの村落を思わせる。アパートから教会広場に行く道すがら、こんな素敵なものを見つけた。

ボンのアパート_c0163963_9411076.jpg

これは農家の直売所で、取り扱い品目はジャガイモ、野菜、果物、放し飼い鶏の卵。ジャガイモが他の「野菜」と区別されて一ジャンル扱いされているのは、さすがドイツだと妙に感心する。

家主のT夫妻はボンでなく、車で1時間ほどのデューレン市に住んでいる。ご主人はそこで精神科医を開業しているとのこと。T夫人からは、部屋の引き渡し時に、入口のドアは静かに閉めるように、とか暖房用ラジエーターの目盛りを寝る前に「夜間モード」(月のマークが目印)にして省エネに務めるようにとか、具体的かつ細かい心得を色々ときいた(相棒は「さすが仕切りやのドイツ女性だ」と苦笑)。T夫妻は、このアパートを専ら短期滞在の外国人研究者に貸しているそうで、過去の借主の中にはドイツ人の想像を絶する生活習慣をもった人もいたのかもしれない。

ボンのアパート_c0163963_10325177.jpg


アパートは窓が大きく取ってあって、外の光が一杯に入ってくるのが気持ち良い。窓の前にあるデスクをさっそく占領して仕事スペースにした。インテリアに少々、ちぐはぐ感が感じられるのは、とりあえず色々な家具を寄せ集めて家具付きアパートに仕立てた結果かもしれない。でも応接セットの白いテーブルとワゴンに、私が持ち込んだ赤い敷物を敷いたら、ちょっと可愛くなった。果物の籠と酒瓶も、もちろん持ち込みだ。これは、マーキング行為の一環(笑)。

ボンのアパート_c0163963_10444031.jpg


by bonnjour | 2011-03-01 08:51 | 暮らす